
Braze、ガイダンス未達も株価上昇の兆し
MarketBeat
公開日時: 2026/09/10 14:45
Sentiment Analysis
顧客エンゲージメントプラットフォームを提供するBraze(ブレイズ、BRZE)の株価が、第3四半期の業績ガイダンスが市場予想を下回ったことを受けて下落しました。しかし、アナリストからは目標株価の引き上げや「中立買い」のレーティング維持が相次いでおり、投資家にとってはむしろ買いの好機となる可能性が指摘されています。
Brazeは、26.2%の増収、過去最高のフリーキャッシュフロー、そして市場予想を大幅に上回る調整後EPS(1株当たり利益)を記録するなど、第2四半期は好調な決算を発表しました。
株主にとって最大の懸念材料は、株式報酬に伴う希薄化ですが、Braze AI製品やAWS(アマゾン・ウェブ・サービス)とのパートナーシップ拡大といった成長要因が、株価上昇への期待を後押ししています。
9月にナスダック市場でBRZEが下落した際の値動きは、売却の引き金となったガイダンスの弱さが疑問視され、アナリストの動向も株価の下落とは逆行する動きを見せたことから、買いの好機であったと見られています。
弱材料とされたのは、第3四半期のガイダンスで、市場予想のEPSを1セント下回る見通しを示したことです。これは弱気な材料と捉えられかねませんが、多くのポジティブな要因によって相殺されています。
ポジティブな要因としては、事業の勢い、市場浸透率の加速、そして予想を上回る通期見通しが挙げられます。通期見通しは、控えめに見積もられている可能性が高いと考えられます。
Brazeは、レガシーな消費者向けプラットフォームではなく、リアルタイムの消費者データをストリーミングし、消費者行動へのリアルタイムな対応を可能にする、新たなミッションクリティカルなソフトウェアレイヤーとして位置づけられています。
同社の第2四半期決算発表に対するアナリストの反応は、その評価を物語っています。
今回の決算発表を受けて、多くの分析レポートで目標株価の引き上げや、既存目標の再確認が行われました。これらの動きは、株価上昇のトレンドを支持するものです。
アナリストのコンセンサス(市場予想平均)では、決算発表前の株価水準から25%の上昇が見込まれていましたが、決算発表後の株価下落によって、その上昇余地はさらに広がった形です。
MarketBeatによると、21社のアナリストがBrazeをカバレッジしており、コンセンサスは「中立買い」となっています。データ上では、95%が買い推奨という高いバイアスが見られます。
Brazeは第2四半期に、売上高が前年同期比26.2%増の2億2720万ドルを記録しました。これは市場予想を300ベーシスポイント(bp)以上上回る加速でした。新規顧客の獲得、既存顧客からの追加受注、契約更新が業績を牽引しました。
主力事業であるサブスクリプション事業は20.9%増加し、プロフェッショナルサービスは倍以上に増加しました。顧客あたりの売上増加率を示すネットリテンションレート(NRR)は、前年同期比で110%となり、200bp上昇するなど、勢いが増していることを示しています。
顧客数は15%増加し、特に年間経常収益(ARR)が50万ドル以上の大型顧客が28%増加したことが貢献しました。
同社は利益率の圧迫に直面しており、会計上の赤字(GAAPベース)を計上していますが、事業運営の効率性と売上高のレバレッジ効果でこれを補っています。
第2四半期の純利益は、営業キャッシュフローとフリーキャッシュフローの両方で過去最高を記録しました。フリーキャッシュフローは前年同期比で6倍以上に増加し、調整後EPSは希薄化の影響を受けながらも前年同期比26%増の19セントとなりました。
重要な点は、第2四半期の調整後EPSが市場予想を1,850bp(18.5%ポイント)以上も上回ったことです。これは、今後の四半期における強さを示唆しており、第3四半期のガイダンスが慎重であった可能性を示しています。
ガイダンスが今回の決算発表での唯一の懸念点でしたが、その影響は限定的です。
第3四半期の調整後EPS見通しは市場予想を1セント下回りましたが、第2四半期の好調さや社内外の勢いを考慮すると、控えめな見通しである可能性が高いです。
いずれにしても、このガイダンスの弱さは、予想を上回った第3四半期の売上高見通しと通期見通しによって相殺されています。
通期の売上高見通しは、下限値で9億1000万ドルを上回ると予想されており、市場予想を大きく上回っています。利益面でも同様のパフォーマンスが見込まれています。
Source: MarketBeat
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