
セールスフォース、急騰もラリーは継続か
MarketBeat
公開日時: 2026/09/01 14:15
Sentiment Analysis
セールスフォース(CRM)の株価が6月以降、70%以上も急騰しています。AI(人工知能)の台頭による既存ソフトウェアプラットフォームへの影響を懸念する声がありましたが、堅調な決算発表を受けてこうした懸念は後退しました。売上高は前年同期比11%増、AI関連の「Agentforce」の継続収益は3倍以上に増加し、さらにAI大手Anthropicとの提携も投資家の信頼感を高め、通期見通しの上方修正につながりました。
アナリストからは、相対力指数(RSI)が80を超える「買われすぎ」のサインが出ているにもかかわらず、強気な評価が相次いでいます。Argus、TD Cowen、ドイツ銀行、Needhamなどの証券会社は、目標株価を引き上げ、買い推奨を継続しています。
年初の低迷から一転、セールスフォースの株価は目覚ましい回復を遂げています。6月以降の70%超の上昇は、AIの進化が従来のソフトウェア企業にとって脅威となるという見方を和らげるのに十分なものでした。
これまで、企業がコストのかかるソフトウェア契約を、自社開発のAIを活用した代替手段に切り替えるのではないかという懸念が、セールスフォースの株価の重しとなっていました。しかし、最新の決算はそうした懸念を一掃し、多くの投資家が買いに動きました。一方で、株価の急騰は「買われすぎ」の状態を示唆しており、相対力指数(RSI)は80を超えています。これは短期的な調整の可能性を示唆する水準です。
株価を押し上げた要因
先週の決算発表は、この数ヶ月にわたる株価上昇にさらなる勢いをつけました。セールスフォースの売上高は前年同期比で堅調な11%増を記録し、契約ベースの将来収益は加速、顧客解約率は過去最低水準に近づきました。これらの指標は、AIがソフトウェア業界全体に与える影響に対する懸念を打ち消すものです。セールスフォースの顧客は、高額なソフトウェアプラットフォームから離れることなく、むしろ支出を増やしていることが示唆されました。この力強さを背景に、経営陣は通期の業績見通しを引き上げ、株価は決算発表前の水準から約25%も上昇しました。
AIが業績を牽引
決算内容が株価上昇の引き金となったとすれば、AI分野での同社の進捗がその勢いを加速させました。セールスフォースの中核となるAIツール群「Agentforce」は驚異的なペースで成長しており、その継続収益は過去1年間で3倍以上に増加しました。これは、株価が「買われすぎ」と見なされる状況下で、強気派にとって特に重要なポイントです。今回の決算は、セールスフォースがAIに取って代わられるのではなく、むしろAIを活用して優位性を築いていることの証明となりました。年初にAIへの懸念から株価が40%以上下落していたことを考えると、この反転は大きなものです。
さらに、AI大手Anthropicとの提携発表は、まさに「 icing on the cake(締めくくり)」となりました。これにより、セールスフォースはAnthropicの「Claude」モデルを自社プラットフォームに直接統合することになります。かつてはセールスフォースの将来にとって脅威と見なされていたAIが、今や同社の内部に取り込まれるという皮肉な展開と言えるでしょう。
Source: MarketBeat
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