
エヌビディア決算とジャクソンホール会議に注目
Seeking Alpha
公開日時: 2026/08/23 18:05
Sentiment Analysis
今週の株式市場は、エヌビディア(NVDA)の決算発表と、ジャクソンホール会議での連邦準備制度理事会(FRB)関係者の発言に注目が集まっています。
エヌビディアは水曜日に四半期決算を発表します。市場では、決算を受けて株価が約6%変動すると予想されており、半導体セクター全体への影響も大きいとみられています。投資家は、人工知能(AI)インフラ需要の動向、新製品の立ち上げ時期、中国事業へのエクスポージャー、そして同社の新たな資金調達パートナーシップの経済性などに注目するでしょう。
アナリストからは、決算発表後の株価の変動性に対する警戒感も出ています。もし決算が市場の期待を下回った場合、株価は一時11%下落し、190ドルという重要なテクニカルおよびオプション関連のサポート水準まで値を下げ、一方で上昇は限定的になる可能性があるとの指摘もあります。
エヌビディアの決算結果は、半導体およびAI関連企業に波及効果をもたらす可能性があります。マーベル・テクノロジー(MRVL)、マイクロン(MU)、アーム(ARM)、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)などは、過去の決算発表後にエヌビディアとの株価相関が高い傾向が見られます。
今週の主な決算発表予定は以下の通りです。月曜日にPDDホールディングス(PDD)とシャオペン(XPEV)、火曜日にインテュイット(INTU)、水曜日にエヌビディアに加え、クラウドストライク(CRWD)、セールスフォース(CRM)、HP(HPQ)、オクタ(OKTA)、木曜日にマーベル・テクノロジー(MRVL)とアルタ・ビューティー(ULTA)がそれぞれ決算を発表します。
一方、金曜日にはFRBのケビン・ウォーシュ元理事(現在はシンクタンクに所属)がジャクソンホール会議で基調講演を行います。市場では、債券市場の動向と金融政策の方向性が焦点となっています。ウォーシュ氏は以前、長期金利の上昇がFRBの金融引き締め効果を代替しているとの認識を示していました。しかし、その後、米財務省は長期債の買い戻しを強化するなど、金利抑制策を講じており、FRB関係者の発言が注目されます。
一部のアナリストは、長期金利の動向に関して、財務省とFRBの見解には違いがあると指摘しています。財務省は長期金利の低下を望む一方、ウォーシュ氏はFRBのバランスシート縮小を重視しており、これが長期金利の上昇圧力となる可能性があるとの見方もあります。
ウォーシュ氏の発言は、現在の債券市場の売り圧力に対して、インフレ期待が抑制されている中で実質金利が上昇しているという「ハト派的なメッセージ」として受け止められる可能性があります。しかし、それでも名目上の長期金利は上昇を続け、イールドカーブ(利回り曲線)のスティープ化(傾斜拡大)が進む可能性も指摘されています。
また、週末にはカナダのトルドー首相が、米国によるカナダ製品への関税引き上げに対し、9月8日から広範な米国製品への報復関税を課すと発表しました。これは、両国間の貿易交渉が難航したことを受けての措置です。
Source: Seeking Alpha
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