
テスラ、中国で約300万台リコール
TechCrunch
公開日時: 2026/08/21 14:15
米電気自動車(EV)大手テスラ(TSLA)は、中国全土で約300万台のリコール(無料修理)を実施すると発表しました。これは、事故や火災時に乗員が車外に出られなくなる可能性のある、隠された緊急ドアリリースに関する問題に対応するためです。
ロイター通信によると、中国ではテスラを含む11社がこの問題でリコールを実施します。テスラを含む9社は、緊急ドアリリースを乗員が認識しやすくするための警告ラベルを車両に貼り付けます。シャオミ(Xiaomi)、シャオペング(Xpeng)、ジオメトリ(Geely)傘下のゼーカー(Zeekr)やリンク&コー(Lynk & Co.)といったメーカーもEVのリコールを行います。これらの11社すべてが、ソフトウェアアップデートも実施する予定です。
近年、テスのような自動車メーカーが電子式のドアラッチを標準化する中で、手動のドアリリースが問題視されるようになりました。電子式ラッチは、スマートフォンやNFCカードでドアを開けられる利便性がありますが、衝突時に故障する可能性があります。電子式ラッチを採用するメーカーは通常、緊急時に使用できる手動ハンドルを備えていますが、これらは予期せぬ場所にあったり、ドアパネルの裏に隠されていたりすることが多いのです。
中国は2年間の検討を経て、2027年から隠された電子式外部ドアハンドルを禁止すると発表しました。昨年後半には、米国の自動車安全規制当局が、ブルームバーグの報道を受けてテスラのドアラッチシステムに関する調査を開始しました。同当局は、こうしたシステムに対する安全要件を変更する新たな規則の制定も検討しています。
テスラだけでなく、リビアン(Rivian)も同様の問題に直面しました。同社の顧客や従業員からは、R1車両の手動リリースについて、パネルを取り外してコードを引く必要があるとの懸念が寄せられました。リビアンはその後、より安価な新型R2では、よりアクセスしやすい場所にリリース機構を移すと発表しました。また、フォード(F)は2025年に、マスタングMach-Eの販売を一時停止し、車両が停電した場合に電子ドアラッチが誤作動する可能性を低減するためのリコールを実施しました。
テスラは、これらのフラッシュエクステリアハンドルと電子ラッチの普及に貢献したメーカーであり、今後ドアハンドルの再設計に取り組んでいると述べています。
Source: TechCrunch
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