
アイポイント、開発品失敗で株価急落も過剰反応か
Seeking Alpha
公開日時: 2026/08/19 15:25
眼科疾患治療薬の開発を手掛けるアイポイント・ファーマシューティカルズ(EYPT)の株価が、主要開発品「Duravyu(ボロラニブ)」の第3相臨床試験(LUGANO試験)で主要評価項目を達成できなかったことを受け、約70%急落しました。しかし、同社の経営陣は、この結果は一部の患者の予期せぬ影響によるもので、プログラムの価値を過小評価すべきではないと主張しています。
LUGANO試験は、加齢黄斑変性(AMD)の治療薬候補であるDuravyuの効果を検証するものでしたが、主要評価項目である「視力改善」において、競合薬であるリジェネロン・ファーマシューティカルズの「Eylea(アフリベルセプト)」と比較して、統計的に有意な差を示せませんでした。この結果を受け、アイポイントの株価は月曜日に1株あたり約15ドルから4.5ドル未満へと急落しました。
アイポイントは、試験結果の失敗は、AMDとは無関係の視力低下を示した9人の患者(全体の4%)の影響によるものだと説明しています。同社は、これらの患者を除外した場合、DuravyuはEyleaと同等の有効性を示し、さらに長期的な効果(耐久性)において優位性を持つ可能性があると強調しています。
今後の焦点は、2026年第4四半期に予定されている別の第3相臨床試験「LUCIA試験」の結果となります。この試験でDuravyuが肯定的な結果を示せば、開発プログラムの信頼が回復し、投資家の信頼も戻る可能性があります。
アイポイントの経営陣は、LUGANO試験のデータにはDuravyuの潜在能力を示す二次評価項目や耐久性に関する肯定的な兆候が含まれていると指摘しています。しかし、同社は現在、財務的なプレッシャーに直面しており、競合が激しい市場環境にあるため、投資には高いリスクが伴います。
アナリストは、LUCIA試験の結果がDuravyuプログラムの成否を左右する重要な要因になると見ており、現時点では「投機的な買い」として評価しています。LUCIA試験が成功した場合の大きな上昇ポテンシャルと、財務状況や競争環境における高いリスクの両方を認識する必要があるとしています。
Source: Seeking Alpha
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