
CLO(カバードローン)が注目される理由
ETF Trends
公開日時: 2026/07/31 12:45
現在の金利高と金融政策の不透明感が続く中で、CLO(Collateralized Loan Obligation:カバードローン)が新たな投資戦略として注目されています。CLOは、主にジャンク級(投資適格未満)の社債やローンを束ねて証券化した商品ですが、そのユニークな仕組みが投資家にとって魅力となっています。
従来の債券は金利変動に大きく影響されますが、CLOは変動利付債であるという構造的な強みを持っています。これは、CLOの元となるローン金利が市場金利に連動して定期的に見直されるため、金利が上昇すると分配金も増える仕組みになっているからです。これにより、金利上昇による債券価格の下落リスク(デュレーション・リスク)を軽減する効果が期待できます。
さらに、CLOは組み入れられているローンがシニア・セキュアード(Senior Secured:担保付き上位債権)と呼ばれる、企業の資本構成の中で優先度の高い部分に投資されています。これにより、万が一デフォルト(債務不履行)が発生した場合でも、投資家への影響を最小限に抑える構造になっています。
こうしたCLOの特性を活かす手段として、レコナー・キャピタル(Reckoner Capital)が提供するETF(上場投資信託)が挙げられます。特に、レコナー・イールド・エンハンスドAAA CLO ETF(RAAA)やレコナーBBB-B CLO ETF(RCLO)は、単なるインデックス投資ではなく、専門的な運用チームが市場の状況を分析し、ポートフォリオを構築しています。
これらのアクティブ運用ファンドでは、運用会社がCLO市場の専門知識を駆使し、個々のファンドの質、担保の状況、流動性などを詳細に分析します。これにより、財務状況の厳しい発行体を避けつつ、リスク調整後のリターンを最大化することを目指しています。パッシブ運用では得られない、こうした専門的なアプローチが、現在の複雑な市場環境においてCLO投資の有効性を高めていると考えられます。
Source: ETF Trends
個別の投資に関する推奨やアドバイスを提供することを意図しておりません。ここで述べられている意見や見解は、あくまでも各記事の個人的見解です。