
アングロ・アメリカン、銅事業のコスト見通し引き下げで株価上昇
Proactive Investors
公開日時: 2026/07/23 08:45
Sentiment Analysis
英鉱業大手アングロ・アメリカン(AAL)の株価が5%上昇し、3,703ペンスとなった。同社は、カナダのテック・リソーシズとの合併後の中核事業となる銅事業のコスト見通しを大幅に引き下げた。
銅1ポンドあたりの生産コスト(ユニットコスト)見通しは、従来の約172セントから約145セントに引き下げられた。これは、チリでのコストが1ポンドあたり230セントから約210セントに、ペルーでは100セントから約65セントにそれぞれ削減されたことを反映している。
今回のコスト削減は、銅と共に販売され生産コストを相殺するモリブデンなどの副産物のクレジット(評価額)の上昇や、有利な為替変動によるものだ。
アングロ・アメリカンは銅専業企業への転換を進めており、投資家は合併後の事業規模拡大による利益率に注目しているため、生産量よりもコスト管理が重要視されている。
上半期の実現銅価格は1ポンドあたり608セントで、前年同期比39%上昇し、ロンドン金属取引所(LME)の平均価格593セントを上回った。
銅の生産量は173,200トンと横ばいだった。ロス・ブロンセス鉱山での処理量増加が、コラフアシ鉱山とケラベコ鉱山での品位低下を相殺した形だ。
プレミアム鉄鉱石の生産量は、クンバ鉱山での計画的なメンテナンスとミナス・リオ鉱山での品位低下により、3%減の1540万トンとなった。
通期の生産量見通しは、全事業部門で変更されていない。
ダンカン・ワンブラッド最高経営責任者(CEO)は、テック・リソーシズとの合併は2026年9月から2027年3月の間に完了する見込みであり、中国の独占禁止法当局の承認が最後の規制上のハードルであると述べた。
また、中東紛争に起因する燃料や鉱業用消耗品のインフレ圧力についても言及した。
Source: Proactive Investors
個別の投資に関する推奨やアドバイスを提供することを意図しておりません。ここで述べられている意見や見解は、あくまでも各記事の個人的見解です。