
韓国半導体ETFに資金流入、米大型株も人気
ETF Trends
公開日時: 2026/07/20 22:05
Sentiment Analysis
先週のETF(上場投資信託)市場では、韓国株式や米国の大型株への資金流入が目立ちました。特に、半導体セクターへの積極的な買いが、市場全体の下落局面でも投資家の成長株への意欲を示しています。
iShares MSCI South Korea ETF(EWY)には、30.3億ドル(約4,700億円)もの資金が流入しました。これは、韓国取引所に上場するSKハイニックス(SKHY)の米国預託証券(ADR)が、現地株に対して大幅なプレミアム(割高感)で取引されている状況を回避するため、投資家がEWYを代替手段として利用したためです。SKハイニックスのADRは、一時51%ものプレミアムが付いた後も、先週木曜日の時点で約27%のプレミアムで取引されていました。これは、新規発行された株式の韓国市場での上場に伴い、ADRの発行・解約が7月29日まで停止されていることが背景にあります。このプレミアムを避けるため、投資家はSKハイニックスをポートフォリオの24.18%組み入れるEWYに資金を振り向け、より安価に韓国株へ投資する手段として活用しています。
米国の大型株ファンドへの資金流入も継続しました。SPDR Portfolio S&P 500 ETF(SPYM)には18.2億ドル、より集中度の高いInvesco NASDAQ 100 ETF(QQQM)には10.8億ドルが流入しました。また、米国のテクノロジー株中心の市場への集中をヘッジ(回避)する目的で、iShares MSCI EAFE Value ETF(EFV)には14.7億ドルが流入し、国際的な大型・中型バリュー株への投資意欲も示されました。
7月の市場下落にもかかわらず、半導体セクターには資金が殺到しました。約30社の米国上場半導体企業に投資するiShares Semiconductor ETF(SOXX)には、24.0億ドルの資金が流入しました。同指数を対象とし、日々の値動きの3倍を目指すDirexion Daily Semiconductor Bull 3X ETF(SOXL)にも、13.8億ドルの資金が集まりました。さらに、AI(人工知能)によるメモリ不足への期待から、6月の高値から30%以上下落しているRoundhill Memory ETF(DRAM)には、16.6億ドルもの資金が流入し、メモリ半導体市場への投資家の関心の高さを裏付けています。
Source: ETF Trends
個別の投資に関する推奨やアドバイスを提供することを意図しておりません。ここで述べられている意見や見解は、あくまでも各記事の個人的見解です。