PSR(株価売上高倍率)とは
PSRは、企業の時価総額が年間売上高の何倍まで評価されているかを表す株価指標です。利益がまだ小さい企業にも使えますが、利益率や成長性を一緒に読む必要があります。
PSRの計算式
PSR = 時価総額 ÷ 年間売上高
1株当たりで計算する場合は「株価 ÷ 1株当たり売上高」でも同じです。株価と売上高は同じ時点・期間基準にそろえます。
PSRを計算する
単位をそろえて入力
計算結果
年間売上高に対する時価総額の倍率
0.50x
時価総額と売上高は円・億円など同じ単位にそろえてください。
日本株の現在のPSR分布
株価基準日: 2026年9月4日
実績PSR 中央値
0.78倍
直近12か月(TTM)の売上高
予想PSR 中央値
0.73倍
3,455銘柄の会社予想
実績PSR 四分位範囲
0.41倍 – 1.55倍
中央50%の銘柄が入る範囲
集計できた銘柄
3,750 / 3,958
欠損・対象外 208銘柄
実績PSRの分布
売上高がプラスで、直近12か月PSRを計算できる日本株を集計しています。
業種別の実績PSR中央値
10銘柄以上の業種を掲載。同業種の売上構造や利益率をそろえて比較します。
時価総額上位銘柄の例
推奨順位ではありません。株価・売上高・実績PSR・予想PSRの関係を実データで確認するための例です。
PSRの目安と読み方
1倍未満
低評価の候補。低利益率や売上減少も確認
1〜3倍
利益率と成長率を同業他社と比較
3〜5倍
高成長・高粗利への期待が織り込まれやすい
5倍以上
強い成長期待。期待未達時の下落余地に注意
上記は読み方の整理であり、投資判断の固定基準ではありません。売上1円から生まれる利益が業種ごとに大きく異なるため、業種横断の単純比較は避けます。
PSRが役立つ場面と限界
赤字・先行投資中の成長企業
PERを計算できない段階でも事業規模への評価を比較できます。売上成長率、粗利率、キャッシュ消費を必ず併記します。
利益率を無視できない
同じPSRでも営業利益率20%と2%では価値が違います。値下げで売上だけを伸ばした企業を高く評価しないよう注意します。
金融業には向きにくい
銀行・保険は一般企業と売上高の意味が異なるため、PBRやROEなど業態に合う指標を優先します。
M&Aや会計基準の影響
買収による売上増加や総額・純額表示の違いでPSRが動くため、売上の中身と比較基準を確認します。
Stock ClubのPSR算出・集計方法
比較可能性を優先した集計ルール
- 実績PSRは四半期累計売上を使わず、直近12か月(TTM)の売上高に統一します。
- 予想PSRは会社の通期売上予想を使い、実績PSRと分けて掲載します。
- 売上高が0以下の銘柄は倍率として比較できないため分布から除外します。
- 母集団はアクティブな日本株EQUITYで、ETF・REITを除外します。
- 業種別中央値は10銘柄以上の業種だけを掲載します。
- 外れ値の影響を抑えるため平均でなく中央値・四分位を掲載します。
市場データは株価更新に応じて変動します。表示値は投資助言ではなく、同一基準で比較するための参考情報です。
PSRのよくある質問
PSRは何倍なら割安ですか?+
一律の基準はありません。利益率や成長率が違うため、同業種、同じ事業段階、企業自身の過去と比較します。
PSRが低いほど良いですか?+
低さは割安さの候補ですが、低利益率、売上減少、資本負担の大きさを織り込んでいる場合があります。
PSRとPERの違いは?+
PSRは売上高、PERは利益を分母にします。赤字企業でもPSRは計算できますが、利益率を直接評価できません。
実績PSRと予想PSRの違いは?+
実績PSRは直近12か月の売上高、予想PSRは会社の通期売上予想を基にします。予想は業績修正で変わります。
PSRが使いやすい企業は?+
先行投資で利益がまだ小さい成長企業などです。ただし売上成長、粗利率、キャッシュ消費も同時に確認します。