米小型株調整局面、高配当ETF「OUSM」に注目

米国の債券利回り上昇を背景に、これまで好調だった小型株や上場投資信託(ETF)に調整売りが出ている。代表的な小型株指数であるラッセル2000指数は、9月末までの3カ月間で6.43%下落した。
こうした中、ALPS O'Shares U.S. Small-Cap Quality Dividend ETF(OUSM)の同期間の下落率は1.29%にとどまり、小型株のベンチマークを大きく下回る下落幅で踏みとどまった。ラッセル2000構成銘柄の約40%が非収益企業と推計される中、金利上昇に脆弱な赤字企業を避け、財務健全性に焦点を当てた「クオリティ投資」の特性が下支えとなった形だ。
仏大手銀行BNPパリバは、米小型株が投機的な成長機会に偏った資産クラスになったわけではなく、財務の健全性や事業基盤といったファンダメンタルズ重視の回帰が続くと見込んでいる。また、米国の堅調な景気や国内回流(リショアリング)、インフラ投資拡大の恩恵を受けるシクリカル(景気敏感)セクターへの強みも指摘されている。OUSMでは、資本財などシクリカルセクターがポートフォリオの20%以上を占めている。
運用資産総額7億7,333万ドル規模で、12月に設定10周年を迎えるOUSMは、メガ・キャップ(超大型株)の成長株に偏った投資家にとって、セクター分散や景気循環への感応度を高める有効な選択肢となりそうだ。
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Source: ETF Trends
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