
ブラジル小売大手アサイ、成長から収益化へ転換
Seeking Alpha
公開日時: 2026/09/25 20:25 JST
ブラジルのキャッシュ・アンド・キャリー(都心部で食料品などを安価に提供する小売業態)大手、アサイ(ASAIY)は、積極的な店舗網拡大フェーズを終え、既存の313店舗網からのキャッシュ創出に注力する方針へと転換した。
同社はこれまで、急成長を遂げてきたが、今後は設備投資(CapEx)を抑制し、負債削減を継続することで財務基盤の強化を図る。ブラジル国内の金利低下も、収益性の改善に寄与する可能性がある。
売上高の伸びは緩やかながらも、アサイは既存の規模をより持続的な収益とキャッシュフローへと転換させる余地がある。アナリストは、 normalized EV/EBITDA(調整後企業価値/利払い・税引き・減価償却前利益)の適正水準を7倍と仮定した場合、現在の株価から約26%の上昇が見込めると分析。株価は既に大きく上昇しているものの、この見通しは「買い」推奨を裏付けるものだとしている。
アサイは、ブラジル国内で「アサイ」ブランドとして展開するキャッシュ・アンド・キャリー業態のほか、中小規模のスーパーマーケット「センダス」も運営している。同社は、低価格戦略と品揃えの豊富さで、特に低所得者層を中心に支持を集めてきた。
過去の記事では、アサイの負債削減と規律ある設備投資、そしてマクロ経済の好転への期待が論じられていた。今回の戦略転換は、これまでの成長投資の成果を収益として着実に回収していく段階に入ったことを示唆している。
アナリストは、アサイのビジネスモデルが、インフレ環境下でも消費者の購買力を維持できるキャッシュ・アンド・キャリー業態の強みを生かせる点を評価している。また、ブラジル経済の回復や金利低下といった外部環境の好転も、同社の収益改善を後押しすると期待されている。
Source: Seeking Alpha
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