小型株ETF「IWO」、割高感とリスクに注意
Seeking Alpha
公開日時: 2026/09/22 13:15 JST
米国株市場で、小型株に投資するETF(上場投資信託)であるiシェアーズ・ラッセル2000ETF(IWO)に、アナリストから「売り」推奨が出されました。その主な理由として、同ETFが赤字企業や成長性の低い企業に偏っていること、そしてテクニカル面での弱さが挙げられています。
IWOは、米国の代表的な小型株指数であるラッセル2000指数に連動することを目指しています。しかし、アナリストの分析によると、IWOのポートフォリオの36%は赤字企業で構成されており、これらの企業の将来の株価収益率(PER)は平均で25.5倍と、割高な水準にあると指摘されています。
IWOの将来の収益成長率が58%と高く見込まれている背景には、現在赤字の企業が将来的に黒字に転換するという見通しが含まれています。既に黒字の企業に限ると、その成長率は15%にとどまるとのことです。特に、ポートフォリオの約6分の1は赤字のヘルスケア関連企業(バイオテクノロジーなど)が占めており、これらの企業は高いリスクを内包しています。
さらに懸念される点として、IWOの資産の約12%はアナリストによるカバレッジ(分析・評価)が全くない企業に投資されています。これは、これらの企業の真のリスクが十分に織り込まれていない可能性を示唆しています。
ファンダメンタルズ(企業業績や財務状況)だけでなく、テクニカル面(株価チャートや市場の需給)から見ても、IWOには下落圧力がかかっていると分析されています。モメンタム(相場の勢い)が弱く、主要な移動平均線を下回るなど、弱気なシグナルが示されています。
これらの点を総合的に判断し、アナリストは小型株成長戦略の最も弱い要因としてIWOを挙げ、投資家に対して同ETFへの投資を避けるよう注意を促しています。
Source: Seeking Alpha
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