
Vericel、軟骨修復製品MACIの海外展開と新適応症拡大
Seeking Alpha
公開日時: 2026/09/16 03:25
米国のバイオテクノロジー企業であるVericel(VCEL)は、9月15日に開催されたモルガン・スタンレー主催の第24回グローバル・ヘルスケア・カンファレンスで、同社の主力製品である軟骨修復療法「MACI」に関する進捗状況を発表しました。
MACIは、膝の軟骨損傷を治療するために2017年に米国で発売された先進的な細胞療法であり、現在、米国市場で最も優れた軟骨修復ブランドとしての地位を確立しています。同社は、この有望な製品のさらなる成長を目指し、米国国外への展開と、足関節(アンクル)への適応拡大に向けた臨床試験を進めています。
同社のドミニク・C・コランジェロ最高経営責任者(CEO)は、MACIがFDA(米国食品医薬品局)の承認を受けた唯一の製品クラスであることを強調しました。この製品は、患者自身の軟骨細胞を採取・培養し、損傷部位に移植することで、軟骨の再生と機能回復を目指すものです。
現在、MACIの米国国内市場における年間総潜在市場(TAM)は40億ドルと推定されており、同社はこの市場でのシェア拡大を目指しています。さらに、海外展開については、欧州市場を中心に、現地の規制当局との協議を進めながら、2024年中の上市を目指す計画です。これにより、これまで以上に多くの患者にMACIを提供できる機会が生まれると期待されています。
また、足関節への適応拡大に向けた臨床試験も順調に進んでおり、この新たな市場への参入も、MACIの成長をさらに加速させる重要なドライバーになると考えられています。足関節の損傷は、スポーツ選手や活動的な一般成人にとって一般的な問題であり、MACIが新たな治療選択肢を提供できる可能性があります。
同社のジョセフ・マラ最高財務責任者(CFO)は、これらの成長戦略が、同社の財務状況にもたらす好影響について説明しました。海外展開や新適応症の追加により、売上高の増加と収益性の向上が見込まれます。
Vericelは、MACIの成功を基盤に、再生医療分野におけるリーディングカンパニーとしての地位をさらに強固なものにしていく方針です。今後も、同社の技術革新と市場拡大戦略に注目が集まります。
Source: Seeking Alpha
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