
ABT、リチウムイオン電池リサイクルで大幅増収
MarketBeat
公開日時: 2026/09/14 22:55
Sentiment Analysis
リチウムイオン電池のリサイクル事業を展開するアメリカン・バッテリー・テクノロジー(ABT)は、2026年度(2026年6月期)の売上高が前年度比400%超増の2170万ドルに達したと発表しました。これは、リサイクル処理量の増加、副産物の生産拡大、そして製品価格の上昇が主な要因です。
同社は、年間調整後粗利益で170万ドルを計上し、前年度の620万ドルの損失から黒字転換を果たしました。これは、非現金費用を除いた、同社初の年間調整後利益となります。
ABTは、現在稼働中のリチウムイオン電池リサイクル施設(年間処理能力約2万トン)に加え、米国南東部に年間10万トンの処理能力を持つ第2工場の建設を計画しています。この新工場建設と展開のため、米国エネルギー省(DOE)から1億5000万ドルの補助金獲得に向けた取り組みを進めています。また、次世代リサイクル技術の実用化支援として、DOEから1000万ドルの補助金も受けています。
同社は、大手エネルギー貯蔵システムや電気自動車(EV)、電池製造、家電製品などから排出されるリチウムイオン電池をリサイクルしています。特に、事故発生後の大規模なグリッド(電力網)用蓄電池のリサイクルプロジェクトに選定されたほか、コール2リサイクル(Call2Recycle)の前身であるバッテリー・ネットワーク社と提携し、全米から一般消費者向け電池を回収・処理する体制を構築しました。
一方、米国商務省による「ブラックマス」(リサイクルされた電池から抽出される金属粉末)の輸出規制に関する指示を受け、ABTは現在、同製品を一時保管しています。この規制に関する例外申請は現在審査中です。
また、同社のネバダ州にあるトノパ・フラッツ・リチウムプロジェクトは、環境影響評価(NEPA)の本格的な審査プロセスに進んでおり、顧客向けの品質評価用として水酸化リチウムのサンプル生産を継続しています。
2026年6月末時点での同社の現金及び現金同等物は約4950万ドル、総資産は約1億3300万ドルでした。また、長期借入金は解消されています。
Source: MarketBeat
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