
アレクサンドリア不動産、株価低迷も長期的な回復期待
Seeking Alpha
公開日時: 2026/09/13 17:35
不動産投資信託(REIT)のアレクサンドリア・リアル・エステート・エクイティーズ(ARE)の株価が過去5年間で75%下落した背景には、不動産市場の供給過剰、金利上昇、バイオテクノロジー分野への資金流入の鈍化などがあります。しかし、アナリストは同社の保有資産の質と、今後の市場回復を見据え、長期的な強気の見方を示しています。
同社はライフサイエンス分野に特化した不動産を多く保有していますが、近年は市場環境の悪化により、賃料収入の減少や稼働率の低下といった課題に直面してきました。特に、バイオテクノロジー企業の研究開発投資の抑制は、同社の主要顧客層に影響を与えています。
しかし、アナリストのルーク・ウィレンガ氏は、アレクサンドリア不動産が保有する「ベストインクラス」と評される質の高い資産は、供給が逼迫する市場において「クオリティへの逃避(flight to quality)」を求める動きから恩恵を受けると指摘しています。ライフサイエンス市場のファンダメンタルズは安定化の兆しを見せており、新規建設プロジェクトのパイプラインは縮小傾向にあります。主要市場では回復の初期段階が見られ始めており、今後の需要回復が期待されます。
ウィレンガ氏は、アレクサンドリア不動産の株価は過去に220ドルを付けた時期もありましたが、現在の51ドルという水準は、リスクに見合わないほど低いと分析しています。同氏は、市場の逆張り投資家として、アレクサンドリア不動産に対して長期的な強気スタンスを維持しており、セクターの回復を見越した「ドルコスト平均法(dollar-cost averaging)」による規律ある投資を推奨しています。ドルコスト平均法とは、一定期間ごとに一定額を投資し続けることで、価格変動リスクを抑えながら平均購入単価を下げる投資手法です。
同氏は、アレクサンドリア不動産が一時的に市場から不当に低く評価されていると見ており、長期的な視点を持つ投資家にとっては、現在の株価水準は魅力的な投資機会となり得るとの見解を示しています。
Source: Seeking Alpha
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