
AIブームで急騰のマイクロン、さらなる上昇余地は?
Seeking Alpha
公開日時: 2026/09/11 17:25
AI(人工知能)の普及に伴う半導体需要の急増により、メモリメーカーのマイクロン・テクノロジー(MU)が注目を集めています。同社はAI向けメモリのスーパーサイクル(数年周期の好況期)の恩恵を直接受けており、DRAM(記憶保持動作が必要なメモリ)とNAND型フラッシュメモリ(電源を切ってもデータが消えないメモリ)の需給バランスの逼迫(ひっぱく)が記録的な利益につながっています。
株価は短期間で急騰しましたが、アナリストはさらなる上昇の可能性を示唆しています。現在の株価収益率(PER)は、過去のメモリ業界の好況期と同水準にあり、メモリ不足が少なくとも2028年まで続くと予想されることから、今後の株価上昇が期待されています。
特に、AIデータセンターで不可欠とされるHBM(ハイバンド幅メモリ)は、依然として供給が需要に追いつかないプレミアム製品です。しかし、マイクロン社の現在の利益拡大は、HBMよりもむしろ、高ボリュームで生産されるDDR5やLPDDR5/Xといった汎用メモリが牽引(けんいん)しているとみられています。これらの製品の現在の利益率は、HBMよりも高い状況です。
マイクロン社は、AIブームを背景としたメモリ需要の増加に対応するため、生産能力の増強に積極的に投資しています。特に、DDR5やLPDDR5/Xといった次世代メモリの生産拡大に注力しており、これが今後の業績をさらに押し上げると期待されています。
同社の株価は、AI関連銘柄への期待感から大きく上昇しましたが、ファンダメンタルズ(企業価値の基礎的条件)に基づいた評価では、まだ割安であるとの見方もあります。メモリ市場の構造的な変化と、AI技術の進化が続く限り、マイクロン社は引き続き恩恵を受ける可能性が高いと考えられます。
Source: Seeking Alpha
個別の投資に関する推奨やアドバイスを提供することを意図しておりません。ここで述べられている意見や見解は、あくまでも各記事の個人的見解です。