
半導体サイクル好調、レニショーとXPパワーに買い推奨
Proactive Investors
公開日時: 2026/09/11 11:45
証券会社ジェフリーズは、半導体サイクルの長期化・力強さを背景に、精密測定機器メーカーのレニショー(RSW)と電源ユニットメーカーのXPパワー(XPP)の投資判断を「バイ(買い)」に引き上げた。両社ともに業績の上方修正が期待されると見ている。
同社はまた、データセンター建設に牽引される半導体需要の回復を背景に、英国の産業関連企業4社を分析したレポートを発表した。レニショーとXPパワーに加え、ハロゲン(HLMA)の投資判断を「アンダーパフォーム(売り推奨)」から「ホールド(中立)」に、オックスフォード・インスツルメンツ(OXIG)は「ホールド」を維持した。
レニショーについては、目標株価を従来の3,450ペンスから6,090ペンスに大幅に引き上げた。これは20%の上昇余地を示唆する。ジェフリーズは、半導体需要が同社のオーガニック(有機的)売上高を年率中盤(mid-teens)の成長に押し上げると予想。特に利益率の高い「ポジション測定部門」への貢献が大きく、2022年以来となる25%超の利益率達成が可能になると見ている。
半導体製造装置メーカーの応用材料(AMAT)やラムリサーチ(LRCX)などに電源ユニットを供給するXPパワーは、目標株価を1,870ペンスから2,330ペンスに引き上げた。これは30%の上昇余地となる。同社は回復軌道にあり、上半期の受注高は前年同期比50%増となったこと、バランスシート(財政状態)も懸念がなくなったと指摘している。
データセンター向け光部品を供給するハロゲンは、4月以降の株価急落を受けて投資判断が引き上げられた。目標株価は3,660ペンスで、総株主利回り3%を見込む。ジェフリーズは、同社の光部品部門が単一の巨大顧客への依存度が高いことを考慮し、グループ全体よりも低いバリュエーション(企業価値評価)で評価されるのは妥当だと分析。しかし、株価は現在、英国産業セクター全体に対して49%のプレミアム(割高感)で取引されており、2018年3月以来の低水準となっている。
オックスフォード・インスツルメンツは「ホールド」を維持し、目標株価を2,590ペンスから3,000ペンスに引き上げた。これは8%の上昇余地となる。同社は、半導体分野以外での成長の限定性と、利益率目標20%達成に向けた進捗の停滞を理由に挙げている。
これらの投資判断の根拠となっているのは、ジェフリーズが「前例のない」と表現する半導体市場の好況である。この上昇局面は34ヶ月連続で続いており、データセンター建設がその主な原動力となっている。7月の売上高は、既に好調だった前年同月比で135%増加したと報告されている。
ジェフリーズは、レニショーの非半導体関連事業の株価収益率(PER)が16.6倍であり、4社の中で最も割安で、オックスフォード・インスツルメンツと比較して25%割引されている点にも言及。利益率や最終市場のサポート要因は同等か、より有利であるにもかかわらず、この割安感は魅力的だと指摘している。
Source: Proactive Investors
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