
バークシャー・ハサウェイ、現金シフトと新戦略
Seeking Alpha
公開日時: 2026/09/11 08:15
ウォーレン・バフェット氏率いるバークシャー・ハサウェイ(BRK.B)の株価が、過去1年間で市場平均を下回るパフォーマンスとなっています。直近12ヶ月のトータルリターンはわずか2.8%にとどまり、S&P500指数の同期間リターンを大きく下回りました。
この低迷は、主に同社が慎重な投資姿勢を取り、巨額の現金を保有していたことに起因すると考えられています。しかし、近年、グレッグ・アベル氏が事業運営の中心に立つようになり、そのポートフォリオ戦略に変化が見られます。
アベル氏主導のポートフォリオ転換
直近の四半期報告によると、バークシャー・ハサウェイはポートフォリオの再構築を進めています。第2四半期には、純資産価値の140%に相当する45億ドル(約6750億円)を自社株買いに充てました。さらに、198億ドル(約2兆9700億円)もの株式純購入を実施し、特にアルファベット(GOOGL)や住宅建設関連企業への投資を増やしています。
これらの動きは、従来、金融セクターへの比重が高かったバークシャー・ハサウェイのポートフォリオが、より成長性の高い分野へとシフトしていることを示唆しています。
高金利環境とテクノロジーへのエクスポージャー
バークシャー・ハサウェイのポートフォリオは、金融セクターへの投資が多いことから、今後も高金利環境が続けば恩恵を受ける可能性があります。一方で、テクノロジー株への投資比率が低いことは、もしテクノロジーセクターが引き続き力強い上昇を見せた場合、その上昇の恩恵を受けにくいという側面も持ち合わせています。
インカムゲイン狙いの戦略:OMAHの活用
このような市場環境において、アナリストはインカムゲイン(利息や配当による収益)を狙う戦略として、オプション・ライティングETFであるOMAHを推奨しています。OMAHは、年間約15%の利回りを目指す運用を行っており、市場が横ばいで推移する期間において、安定した収益源となり得ます。
ただし、OMAHはあくまでポートフォリオ全体の一部として、小規模なインカム・スリーブ(収益獲得部分)として活用することが推奨されています。高利回りを追求する一方で、オプション取引にはリスクも伴うため、投資額は慎重に決定する必要があります。
バークシャー・ハサウェイのポートフォリオの変化と、それに伴う新たな投資戦略は、今後の同社の株価動向を占う上で注目されます。特に、アベル氏の下でどのような成長戦略が展開されるのか、投資家は引き続き注視していくことになるでしょう。
Source: Seeking Alpha
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