
中国AIラボ、米Anthropic製AI「Claude」を3500万回利用か
Business Insider
公開日時: 2026/09/11 06:26
米AI企業Anthropic(アンソロピック)の発表によると、中国のAI(人工知能)研究機関が2023年夏、同社が開発した大規模言語モデル(LLM)「Claude(クロード)」を少なくとも3500万回利用していたことが明らかになりました。
Anthropicは、中国の複数のAIラボが、自社開発のAIモデルの性能を評価・改善する目的で、Claudeにユーザーからのリクエストをルーティング(転送)していたと説明しています。この事実は、中国のAI開発競争の激しさと、海外の先進的なAIモデルへの依存度を示唆しています。
Claudeは、Anthropicが開発した対話型AIで、自然な文章生成能力や高度な推論能力を持つことで知られています。OpenAIのChatGPTやGoogleのBard(現Gemini)と並び、世界をリードするAIモデルの一つとされています。
中国国内では、政府の支援もあり、多くの企業や研究機関がAI開発に注力しています。しかし、最先端のAIモデルをゼロから開発するには膨大な計算資源と時間が必要となるため、一部の中国企業は、外部の強力なAIモデルを活用して開発を加速させていると考えられます。
今回のAnthropicの発表は、中国のAI開発における「 外部AIモデルの活用 」という側面を浮き彫りにしました。具体的にどの中国AIラボがClaudeを利用していたのか、また、どのような目的で利用されていたのかについての詳細は明らかにされていませんが、自社モデルの性能比較や、特定のタスクにおけるベンチマーク(性能測定基準)として利用されていた可能性が指摘されています。
この件について、Anthropicは「我々のAIモデルが、グローバルなAIエコシステムにおいて、研究開発の促進に貢献していることを示している」とコメントしています。一方で、自社技術が他国のAI開発に間接的に貢献している状況について、今後の戦略にどのような影響を与えるか注目されます。
中国のAI開発は急速に進んでいますが、基盤となる技術や大規模な計算資源へのアクセスにおいて、依然として海外の技術に依存する部分があることが示唆されました。今後、中国がどの程度、独自のAI技術開発を進められるのか、また、今回の件が国際的なAI開発競争にどのような影響を与えるのか、引き続き注視が必要です。
Source: Business Insider
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