
NVIDIA、来年の売上70%増に自信
TechCrunch
公開日時: 2026/09/10 22:15
Sentiment Analysis
NVIDIAのジェンスン・フアンCEOは、AI分野での同社の支配力と収益が来年末まで記録的な成長を続けると確信していることを明らかにした。これは、Amazon、Microsoft、Googleといった大手クラウド事業者や、Anthropic、OpenAIなどのAI研究機関、さらには競合のCerebrasやスタートアップ企業からの競争激化が指摘される中で示された見解だ。
フアンCEOは、NVIDIAが単なる半導体メーカーという認識を払拭したい考えを示した。同社は元々、PCゲーム向けのGPU(画像処理半導体)で知られていたが、現在ではAIインフラに不可欠な存在となっている。
「1基のGPUは今や399ドルではなく、850万ドルだ」とフアンCEOは述べ、NVLinkで接続された200万個の部品からなり、25万キロワットを消費するシステム全体を指していると説明した。さらに、36基のGrace CPUと72基のBlackwell GPUを組み合わせた単一のコンピューターシステムでさえ、月間27%の売上成長を記録しているという。
フアンCEOは、来年の収益見通しについても改めて言及した。同社は先月発表した四半期決算で、来年の収益が70%増加する可能性があるとの見通しを示していた。今回、「来年は70%の年次成長が可能だと考えており、その点に自信を持っている」と述べた。アナリストの予測では、NVIDIAの現会計年度の売上高は約4000億ドルに達すると見られており、70%の成長となれば、来年度は約6800億ドルに達することになる。
この自信の根拠として、フアンCEOはNVIDIAがAIエコシステムのあらゆる領域に深く浸透していることを挙げた。「NVIDIAはあらゆるモデルを動かしている。全ての研究所が我々を利用できる」と述べ、Anthropic、OpenAI、Googleのモデルや、オープンソースのモデルも含まれることを示唆した。「我々はAIエコシステム、AI産業の基盤となるプラットフォームなのだ」と強調した。
NVIDIAの影響力は、メモリチップメーカーのようなサプライヤーから、データセンタープロジェクト、そしてスタートアップ企業にまで及んでいる。「我々は世界中のあらゆるギガワットの土地、電力、(データセンターの)建屋の状況を追跡している。文字通り、地球上の全てだ」とフアンCEOは語った。
「私のパートナーたちを考えてみてほしい。どれだけのネオクラウド、OEM、クラウド事業者、AIネイティブ企業が我々に報告してきているか。我々は皆と協力しており、だからこそ、あらゆる状況を把握できているのだ」と続けた。
この発言を受け、NVIDIAが投資した企業がNVIDIAの製品を購入するという「循環取引」に関する質問も出た。過去には、このような取引が一部のインターネットインフラ関連企業の衰退の一因となった例もある。
フアンCEOはこれに対し、「我々が少額の資金を投じ、それ以上の大きなリターンを得ているのだから、循環取引ではない」とユーモラスに回答。「もしそれが循環取引なら、もっとやろう」と述べた。しかし、真剣な顔に戻り、投資を行う前に、これらの企業が顧客から確実な収益を生み出す契約を結んでいることを確認していると強調した。こうした契約の総額は1000億ドルに達しており、「リスクは取っていない。確実なものだけを求めている」と付け加えた。
Source: TechCrunch
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