
カルシ、貴金属先物の取引承認
PYMNTS
公開日時: 2026/09/10 20:25
米商品先物取引委員会(CFTC)は、証券・デリバティブ取引所カルシ(Kalshi)に対し、金(ゴールド)と銀(シルバー)の無期限先物(パーペチュアル・フューチャーズ)の取引を承認しました。これにより、カルシは暗号資産(仮想通貨)に続き、貴金属市場への参入を果たしました。
無期限先物とは、満期がなく、投資家が原資産を保有する必要のない先物契約の一種です。原資産の価格を追跡し、契約価格と市場価格を一致させるための資金調達メカニズムを備えています。
カルシは今年5月、暗号資産に関連する無期限先物の取引承認をCFTCから得ており、これまでに440億ドル相当の取引が行われています。今回、貴金属を次の商品として選んだ理由について、カルシの清算機関であるカルシ・クレア(Kalshi Klear)のリスク最高責任者(CRO)は、インフレに対する懸念から貴金属への関心が高まっていることを挙げています。
カルシは、コモディティ(商品)関連のイベント契約でも、金属や石油に関する契約で7ヶ月間に4億ドル以上の取引高を記録しており、その需要の高さがうかがえます。これは、暗号資産関連のイベント契約が同水準に達するのにかかった時間の半分です。
今回の貴金属無期限先物の承認は、カルシにとって暗号資産以外の分野で初めてCFTCから承認を得た契約となります。同社は現在、米国株式、銅、通貨に関連する契約についても承認を申請中です。
一方、カルシはスポーツイベント契約に関して、ネバダ州が自国のギャンブル法を適用できるとする連邦控訴裁判所の判決を受け、州当局との間で管轄権を巡る争いが続いています。この判決は、スポーツ関連の予測契約がCFTCのみが規制する金融デリバティブなのか、それとも州レベルで規制される従来のスポーツ賭博なのかという、連邦裁判所間の対立を広げるものです。この問題は、最高裁判所による判断が待たれる状況となっています。
Source: PYMNTS
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