
オラクル、決算発表へ
Seeking Alpha
公開日時: 2026/09/10 20:05
クラウド事業の成長が注目されるオラクル(ORCL)が、本日引け後に2027会計年度第1四半期決算を発表します。アナリスト予想では、売上高は前年同期比で増加が見込まれるものの、利益成長は鈍化するとの見方が出ています。
市場コンセンサスによると、第1四半期の売上高は191.1億ドルと予想されており、これは前年同期比で増加を示唆しています。しかし、通期(2027会計年度)の売上高予想は897億ドルで、前年比33%増と高い成長率が見込まれる一方で、1株当たり利益(EPS)は8.07ドルと、同6%増にとどまる見通しです。
特に懸念されているのは、フリーキャッシュフロー(FCF)の動向です。FCFは、企業が事業活動を通じて生み出したキャッシュから、設備投資などの投資を差し引いたもので、企業の財務健全性や株主還元能力を示す重要な指標です。現在、2027会計年度のFCFは450億ドルのマイナスと予想されており、2026会計年度の250億ドルのマイナスから赤字幅が拡大する見込みです。
さらに、オラクルの長期負債は、2022年5月時点の720億ドルから、現在は1220億ドルへと大幅に増加しています。これは、クラウドインフラへの巨額投資を賄うための資金調達が背景にあると考えられます。
決算発表前の株価は1株あたり156ドル付近で取引されており、2027会計年度予想EPSの8.07ドルに対する株価収益率(PER)は約19倍となっています。これは、予想EPS成長率6%に対してやや割高感があるとの見方も出ています。
今回の決算発表では、クラウド事業の具体的な成長率や、FCFの改善に向けた同社の戦略が注目されます。投資家は、売上高の伸びだけでなく、収益性やキャッシュフロー創出力の回復についても、オラクルの説明を注意深く聞くことになるでしょう。
Source: Seeking Alpha
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