
Innventure、大型契約に疑義で株価急落、集団訴訟の可能性
PRNewsWire
公開日時: 2026/09/10 17:45
米国のテクノロジー企業Innventure(インベンチャー、ティッカーシンボル:INV)が、同社の株価が大幅に下落したことを受けて、証券集団訴訟に直面しています。同社は8月13日に、AIデータセンター向け冷却技術「NeuCool」に関する大型契約「DarkNXプロジェクト」の2026年予測からの除外と、収益ガイダンスの停止を発表しました。これにより、翌14日の株価は55%急落しました。
この事態を受け、米国の株主権利訴訟を専門とするHagens Bermanは、Innventureが連邦証券法に違反した疑いがあるとして調査を開始しました。同社は、2025年11月17日から2026年8月13日までの期間にInnventure株を購入し、損失を被った投資家に対し、情報提供を呼びかけています。
訴訟の中心となっているのは、InnventureがDarkNXとの契約について開示した情報の正確性です。DarkNXは、カナダ・オンタリオ州に300メガワット(MW)規模のAIデータセンターを建設し、Accelsius(Innventureの子会社)のNeuCool技術を導入するとされていました。Innventureは当初、このプロジェクトを「過去最大規模の2段階直接チップ冷却導入」と位置づけ、次世代冷却技術の大型採用に向けた大きな動きであると説明していました。また、訴訟期間中、同社はDarkNXプロジェクトが「予想通り進捗しており、2026年の初期納入が見込まれる」と投資家に保証していました。
しかし、2026年5月28日、調査会社Morpheus Researchが「Innventure:数十年にわたる詐欺の最新版、偽の300MWデータセンター契約に支えられている」と題するレポートを発表し、状況は一変します。レポートによると、「このプロジェクトが存在する証拠は皆無であり、DarkNXにはそのようなプロジェクトを検討するチームや資金力もない」と指摘しました。さらに、元Innventure幹部の証言として、「経営陣は投資を募るために『虚偽の情報』と『全くの作り話』による収益予測を使用していた」と報じられました。元Accelsius従業員も、「DarkNXという会社名は聞いたことがない」「データセンターは存在しない」と述べていたとされています。
そして8月13日、Innventureは「DarkNXの発注書に記載された設置場所が利用できなくなった」と発表し、状況は決定的に。これにより、同社はDarkNXプロジェクトを内部の受注実績から削除し、2026年の収益およびキャッシュフロー見通しを停止しました。この発表を受け、Morpheus Researchのレポート公表前日(2026年5月27日)から8月14日までの間に、Innventureの株価は4.795ドル、率にして74%も下落しました。
Hagens Bermanのパートナーであるリード・キャサリン氏は、「InnventureがDarkNXプロジェクトの実行可能性について、意図的または無謀に株主を誤解させたかどうかを調査している」と述べています。同社は、損失を被った投資家や、調査に協力できる情報を持つ人物からの情報提供を求めています。また、米証券取引委員会(SEC)の内部告発者プログラムを通じて情報提供を行った場合、SECによる回収額の最大30%が報奨金として支払われる可能性があることも付け加えています。
Source: PRNewsWire
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