
CRH、データセンター・リショアリング需要で成長期待
Seeking Alpha
公開日時: 2026/09/10 08:55
建設資材大手CRH(CRH)は、その垂直統合モデル、データセンターや製造業の国内回帰(リショアリング)といった追い風、そしてアルコーサ(Arcosa)買収による相乗効果を背景に、さらなる株価上昇が期待できると、Value Capital Researchは分析しています。
同社は、建設バリューチェーンの複数段階で価値を捉えることができる垂直統合モデルを強みとしています。このモデルにより、原材料の調達から製品の製造、供給までを一貫して行うことで、コスト効率を高め、収益性を向上させています。
CRHは最近、米国の骨材(aggregates:砂利や砂などの建設用骨材)事業を拡大し、エネルギーインフラ分野への露出を増やすアルコーサの買収を発表しました。この買収により、CRHは米国内での骨材事業の地理的範囲を広げるとともに、成長分野であるエネルギーインフラ関連事業への参入機会を得ました。同社は、この買収により3年目までに年間1億7500万ドルのコスト相乗効果(synergies:複数の企業が合併・統合することで生まれる経済的効果)を見込んでいます。
さらに、CRHは、データセンターの建設需要の増加、製造業の国内回帰(リショアリング)の動き、そしてエネルギーインフラへの投資拡大といった、長期的な構造的成長トレンドから恩恵を受けています。特に、米国内のデータセンターの85%がCRHの工場から25マイル(約40キロメートル)以内に位置しており、データセンター建設に必要な資材の供給において有利な立場にあります。
現在のCRHの株価は、将来の利益予想(forward P/E)に対して15.44倍で取引されており、これは競合他社と比較して割安な水準にあるとValue Capital Researchは指摘しています。同社は、収益成長、アルコーサ買収による相乗効果、そして将来的な株価評価(multiple expansion)の可能性を通じて、さらなる株価上昇の機会を提供すると考えられています。
Source: Seeking Alpha
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