
メルカドリブレ、資金調達で成長加速
PYMNTS
公開日時: 2026/09/09 19:25
中南米のeコマース大手メルカドリブレ(MercadoLibre)は、グローバルな債券市場から資金調達を行うことを発表しました。これは同社にとって3度目の国際債券発行となります。調達した資金は、物流網の拡充やフィンテック事業「メルカド・パゴ(Mercado Pago)」の成長を加速させるための一般企業目的で使用される見込みです。
同社は2036年満期の米ドル建て債券を発行し、初期のスプレッドは米国債を約160ベーシスポイント(bp)上回る水準になると報じられています。メルカドリブレが国際債券を発行するのは、2021年と2025年12月に次いで今回が3度目です。
メルカドリブレは近年、物流インフラとフィンテック事業への投資を積極的に行っています。2021年には、電動配送車両の拡充やラテンアメリカにおける金融包摂(Financial Inclusion、金融サービスへのアクセス改善)の加速を目的として、11億ドル規模の債券を発行しました。
同社は8月の決算説明会で、「エンゲージメントと長期的な成長を強化するための戦略的な投資を行っている」と説明しています。これには、配送料の増加、ブラジル市場における価格競争力の向上策、新規顧客獲得のための施策、POS(Point of Sale、販売時点情報管理)端末への投資などが含まれます。
ブラジル、アルゼンチン、メキシコを含む15カ国以上で事業を展開するメルカドリブレの第2四半期売上高は、前年同期比50%増の102億ドルに達しました。一方で、これらの投資により利益率は圧迫されています。同社は、短期的な利益率の最適化ではなく、長期的な成長に向けた大胆な投資を継続する方針を示しています。
例えば、ブラジルにおける送料無料の最低購入金額引き下げは予想以上の成果を上げており、同社はこれを2025年の最も重要な戦略的決定の一つと位置付けています。最高財務責任者(CFO)のマルティン・デ・ロス・サントス氏は、「短期的な利益を最適化しようとしているのではなく、長期的な視点で投資を行っている」と述べています。
Source: PYMNTS
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