
アメリコールド、配当利回り6.5%も「中立」
Seeking Alpha
公開日時: 2026/09/09 01:15
倉庫型不動産投資信託(REIT)のアメリコールド・リアルティ・トラスト(COLD)は、配当利回りが6.5%と魅力的であるものの、アナリストは「中立(Hold)」の評価を維持しています。同社は、EQT(エネルギー企業)との合弁事業(JV)完了後にバランスシートが改善し、通期の調整後FFO(Funds From Operations:不動産からの営業キャッシュフロー)ガイダンスを引き上げましたが、FFO/株は2年連続の減少が見込まれています。
アメリコールドは、通期のFFOガイダンスを1株あたり1.26ドル~1.32ドルに引き上げました。これは、第3四半期の決算発表時に示されたレンジの上限をわずかに上回るものです。しかし、アナリストの予測では、FFO/株は2023年に続き2024年も減少する見通しです。
同社の既存賃貸物件からの純営業収益(Same-store NOI)は、依然として電力コストと人件費の高騰の影響を受けており、収益性の改善が課題となっています。これらのコスト圧力は、同社の利益率回復を妨げる要因となっています。
現在、アメリコールドの株価は、FFOの11倍(P/AFFOマルチプル)で取引されており、これは競合他社と比較して低い水準です。しかし、FFOとNOIの継続的な減少を考慮すると、現在の株価水準では十分な安全マージンが得られないとアナリストは指摘しています。
年初来、アメリコールドの株価は約10%上昇しており、配当を含めたトータルリターンは約14.5%と、魅力的なリターンを上げています。しかし、将来的な収益の伸び悩みやコスト圧力といったリスク要因を考慮すると、現時点では積極的な買い推奨には至らない状況です。
Source: Seeking Alpha
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