
ブロック、エコシステム強化で成長加速もリスク要因に
Seeking Alpha
公開日時: 2026/09/08 13:05
フィンテック企業のブロック(SQ)は、同社のエコシステム強化が、加盟店およびユーザーの獲得を加速させ、リピート利用率を高めていると発表しました。この好調な業績は、2026年度上半期の堅調な結果に裏付けられ、2026年度通期のガイダンスを2度上方修正し、2028年度通期の野心的な目標達成に向けた実行力を示しています。ただし、2027年度の比較対象となる前年同期比の成長率は厳しくなる見通しです。
同社の収益性の高い成長率は、PER(株価収益率)20.45倍という割安感を際立たせており、目標株価129.90ドルへの大きな上昇ポテンシャルを秘めていると考えられます。しかしながら、80ドル近辺での抵抗、米連邦準備制度理事会(FRB)による追加利上げの可能性、そしてインサイダー売り(企業の役員などが自社株を売却すること)は、ファンダメンタルズ(企業価値の基礎的条件)が強いにもかかわらず、短期的な下落リスクとブレイクアウト(株価が一定の価格帯を抜け出すこと)の遅延を示唆しています。
ブロックは引き続き「買い」推奨ですが、確立された取引レンジは、最終的なブレイクアウト前の魅力的なスイングトレード(短期的な価格変動を利用した取引)の機会を提供すると分析されています。
同社は、決済サービス「Square(スクエア)」と個人向け送金アプリ「Cash App(キャッシュアップ)」の各セグメントで成長率が加速しています。これは、より充実したエコシステムが、加盟店やユーザーの強い支持と、より高いリピートエンゲージメント(継続的な利用)を促進しているためです。
2026年度上半期の決算は好調で、2026年度通期の業績見通しを2度引き上げました。さらに、2028年度通期の野心的なガイダンス達成に向けた実行力も示しています。ただし、2027年度については、前年同期比での比較が厳しくなることが予想されます。
このような力強い収益性の高い成長指標は、PER20.45倍という割安なバリュエーション(企業価値評価)を裏付けており、目標株価129.90ドルへの大きな上昇ポテンシャルを秘めていると評価されています。
一方で、株価は80ドル近辺で強い抵抗に直面しており、FRBによる利上げの可能性や、インサイダーによる売りも懸念材料です。これらの要因は、ファンダメンタルズが堅調であるにもかかわらず、短期的な下落リスクや株価のブレイクアウトの遅延を示唆しています。
これらの点を踏まえ、アナリストはブロック株を「買い」と推奨しつつも、現在の取引レンジは、最終的な株価上昇局面を迎える前の魅力的なスイングトレードの機会を提供すると見ています。
Source: Seeking Alpha
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