
JPモルガン、欧州銀行株に「オーバーウェイト」維持、ナショナル・ウエストミン스터銀行をトップピックに
Proactive Investors
公開日時: 2026/09/08 11:55
JPモルガンは欧州銀行セクターに対し、引き続き「オーバーウェイト」(買い推奨)のレーティングを維持しました。同セクターは、金利サイクルの転換の兆候が見られるものの、依然として成長にとって「完璧な環境」にあると分析しています。
アナリストのキアン・アブーホセイン氏は、欧州中央銀行(ECB)の政策金利が2%から3%の間にあることが、欧州銀行セクターにとって「スイートスポット」となっていると指摘しました。さらに、人工知能(AI)関連の設備投資に支えられた貸出増加の勢いも追い風となっていると述べました。
また、株式市場の上昇トレンドに支えられた資本市場の好調なパフォーマンス、継続的なコスト規律、そして低い失業率を背景とした資産品質の悪化兆候が見られないことも、ポジティブな要因として挙げられています。
これらの要因の組み合わせにより、2025年から2028年にかけて、銀行の引当金前利益(Pre-Provision Profit)は年平均8.8%の成長が見込まれるとJPモルガンは予測しています。
同銀行は、欧州銀行セクターの経営陣がこれまでのところ、合併・買収(M&A)に関して合理的な姿勢を保っており、利益の約75%という魅力的な株主還元を支えていると評価しています。これにより、2028年までに総利回り7.7%の配当が期待できるとしています。
JPモルガンが新たに選んだ欧州銀行のトップピックには、ドイツ銀行、UBS、ING、ナショナル・ウエストミン스터銀行(NatWest Group PLC)、スタンダード・チャータード、エルステ・グループが含まれます。
欧州の金融機関は、引き続き堅調な貸出量と有利な金利環境の恩恵を受けており、複数の大手銀行が2026年の貸出収益見通しを引き上げています。このような状況下でのJPモルガンの強気な見通しは注目されます。
Source: Proactive Investors
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