
KBR、低調な業績の裏で成長期待の高まる2事業
Seeking Alpha
公開日時: 2026/09/08 08:15
エンジニアリング・建設大手KBR(KBR)の株価は、直近の業績低迷と事業分割の不透明感から、52週高値から約28.6%下落した水準で取引されています。しかし、同社の受注残高は堅調であり、中長期的な成長見通しを支えています。
KBRは、宇宙・防衛分野向けの「STS(Space and Mission Solutions)」事業で約55億ドル、エネルギー・化学プラントなどの「MTS(Sustainable Technology Solutions)」事業で約106億ドルの受注を獲得しており、これらが今後の成長を牽引すると期待されています。
現在の株価は、予想株価収益率(PER)9.2倍、EV/EBITDA(企業価値倍率)7.1倍と割安感があり、売上高とキャッシュフローが回復すれば、目標株価約46ドル(現在の株価から約24%の上昇)に達する可能性があります。
同社は、環境・エネルギー分野におけるクリーンテクノロジーや再生可能エネルギー、汚染制御システムなどのソリューションを提供しており、特にMTS事業では、持続可能な技術への移行を支援するサービスが需要を伸ばしています。
しかし、いくつかのリスク要因も存在します。直近の四半期では、売上高の伸び悩みやキャッシュ変換率の低下が見られました。これは、一部の既存契約の終了や、他の契約下での活動鈍化によるものです。また、事業分割後の債務配分に関する不透明感や、持続的な収益成長の必要性も、株価再評価に向けた課題となっています。
アナリストは、KBRの現在の株価は割安であり、二つの成長事業が今後の業績を押し上げる可能性を指摘しています。特に、宇宙開発やエネルギー転換といった長期的なトレンドに乗る同社のビジネスモデルは、将来的な成長ポテンシャルを秘めていると考えられます。
Source: Seeking Alpha
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