
NVIDIA決算は好調、AI関連株の次の主役は?
Seeking Alpha
公開日時: 2026/09/07 15:35
半導体大手NVIDIA(NVDA)が2027会計年度第2四半期(2026年7~9月期)の決算で予想を大幅に上回る業績を発表し、2028会計年度(2027年2月~)の売上高も約70%増を見込むと発表しました。しかし、株価の反応は限定的で、巨大企業ゆえの動きとなりました。
アナリストは、NVIDIAの需要の先行きがかつてないほど明確であることから、同社株に「ホールド(中立)」のレーティングを維持しています。一方で、粗利益率の低下圧力や、自己資金で需要を賄う構造が将来の利益見通しを不透明にしていると指摘しています。
粗利益率は、2027会計年度第4四半期(2027年10~12月期)までに、現在の約75%から71~72%に低下すると予想されています。これは主にメモリコストの上昇が原因であり、その価値はメモリおよび設備メーカーに移ると考えられています。
このため、AI(人工知能)関連株の「アルファ(超過収益)」は、もはやNVIDIAではなく、メモリや設備関連の銘柄に見出されるとアナリストは見ています。ただし、ボラティリティ(価格変動性)の高さと、すでに高水準にあるバリュエーション(株価評価)を考慮すると、厳格なバリュエーション規律とヘッジ(リスク回避)を効かせたエクスポージャー(投資配分)が不可欠です。
NVIDIAの2027会計年度第2四半期決算は、前年同期比約106%増の売上高を記録し、需要に裏打ちされた見通しは、将来の業績予想を引き上げるものでした。需要の先行きがこれほど確実視されている状況下で、アナリストはNVIDIA株のレーティングを「ホールド」としています。
しかし、粗利益率の低下は懸念材料です。メモリコストの上昇は、NVIDIAの利益率を圧迫する一方、メモリメーカーや半導体製造装置メーカーにとっては追い風となる可能性があります。AIブームの恩恵は、チップメーカーからサプライチェーンへと波及していくと見られています。
AI関連銘柄への投資においては、NVIDIAのような最上流の企業だけでなく、その周辺のメモリや製造装置といった「一段下のレイヤー」に注目が集まる可能性があります。ただし、これらの銘柄もすでに高い株価水準にあることが多く、慎重な銘柄選定とリスク管理が求められます。
Source: Seeking Alpha
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