
マイクロソフト、株価は横ばいもクラウド事業が急回復
MarketBeat
公開日時: 2026/09/07 14:15
Sentiment Analysis
マイクロソフト(MSFT)の株価は今年に入りほぼ横ばいでしたが、直近の決算発表を受けて急騰し、年初からの下落分を帳消しにしました。クラウドサービス「Azure」の売上高成長率は43%に加速し、年間売上高は1000億ドルを突破。コマーシャル部門の未履行契約残高(RPO)は84%増の6780億ドルに達し、AI関連以外の顧客からの需要も堅調であることが示唆されました。しかし、株価は依然として割安感があり、今後の株価上昇への期待が高まっています。
マイクロソフトの株価は9月2日時点で約497ドルとなり、年初の水準とほぼ同じでした。しかし、年初から保有していた投資家にとっては、現在の株価水準は安心材料となっています。
同社株は、決算発表後に記録的な急騰を見せ、数ヶ月にわたる下落をわずか1日で取り戻しました。この急騰前、マイクロソフト株はAI関連支出への懸念、人工知能がソフトウェア企業に与える影響への不安、そして「Copilot」の採用状況への懸念から、年初来で約30%下落していました。
市場は依然として、マイクロソフトの成長著しいAzure事業の価値を過小評価しているようです。直近の決算では、Azureの成長が加速し、契約残高が膨らみ、経営陣はさらなる成長を見込んでいます。これは、決算発表前の株価の動きが、事業の質の変化を示す新しい情報に基づいていたのではなく、数ヶ月にわたって蓄積されてきた情報に市場が追いついた結果であることを示唆しています。
Azureの成長加速が追い風に
今年、マイクロソフトに対する弱気な見方は、「AIインフラへの支出が先行し、そのリターンが追いついていないため、クラウドの成長が鈍化している」という一点に集約されていました。しかし、2026年度第4四半期の決算報告で、この見方は覆されました。Azureおよびその他のクラウドサービスの売上高は43%増となり、前期の40%増から加速しました。また、Azureの年間売上高は初めて1000億ドルを超えました。経営陣は、当四半期のAzure成長率を約45%と予測しています。この成長率の加速は、単なる成長率の数字以上に重要です。成長率が46%から40%に鈍化しているビジネスは成熟を示唆しますが、40%から43%に加速し、さらに高い成長率が見込まれているビジネスは、マイクロソフトの積極的なインフラ投資を上回る需要があることを示しています。
6780億ドルの契約残高がAI支出懸念に反論
コマーシャル部門の未履行契約残高(RPO)は、前年同期比84%増の6780億ドルに達しました。最高財務責任者(CFO)のエイミー・フッド氏は、この増加がAI分野の最先端企業以外の顧客からもたらされたと指摘しました。これは、「マイクロソフトのクラウド需要は、ベンチャーキャピタル資金を浪費する少数のAI企業によって支えられているに過ぎない」という、もう一つの一般的な弱気論を覆すものです。この契約残高は、収益認識に先立って、幅広い顧客基盤からの署名されたコミットメントを表しています。これほど大きな数字がこれほど速いペースで増加していることは、1年間横ばいで推移していた株価の動きからは読み取れない、重要な情報を示しています。
株価評価は利益成長に追いつかず
決算発表後の急騰を経てもなお、マイクロソフトの株価は、将来の収益予想に対して約26倍の水準で取引されており、これは過去5年間の平均PER(株価収益率)を下回っています。これは、通期の1株当たり利益(EPS)予想が年間を通じて着実に上昇し、同社が会計年度で最も重要な成長ドライバーにおいて、過去最高の四半期を記録したにもかかわらず起こっています。
Source: MarketBeat
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