
石油精製ETF「CRAK」、高収益でも割安感
Seeking Alpha
公開日時: 2026/09/06 04:45
石油精製企業に投資するETF(上場投資信託)であるVanEck Oil Refiners ETF(CRAK)が、記録的なディーゼル燃料の精製マージン(価格差)と世界的な精製能力の逼迫を背景に、注目を集めています。過去1年間で79%上昇しましたが、現在の株価収益率(PER)は9.1倍と、依然として割安感があると分析されています。
CRAKの構成銘柄は、過去1年間で2倍以上に値上がりした米国の大手石油精製企業を多く含んでいます。しかし、現在の株価は、まだ精製マージンが完全に反映されていない過去の業績に基づいているため、今後のさらなる上昇の余地があると考えられています。
精製マージンとは、原油価格と石油製品(ガソリン、軽油など)の販売価格との差額であり、石油精製企業の収益性を測る重要な指標です。世界的な需要の回復や、ロシア・ウクライナ情勢による供給不安、老朽化した製油所の閉鎖などが重なり、特に軽油(ディーゼル燃料)の精製マージンは歴史的な水準に達しています。
CRAKは、特定の企業への集中リスクや規制リスクを分散させるポートフォリオ効果が期待できます。しかし、純粋な米国軽油市場への投資ではなく、国際的なエクスポージャーも含まれている点には注意が必要です。これは、精製能力の逼迫が続く間の、戦術的かつ景気循環的な投資機会として魅力的ですが、精製マージンが正常化すれば、その魅力は低下する可能性があります。
アナリストは、CRAKを「投機的な買い」と評価しており、現在の割安感と記録的なマージン環境が続く限り、投資妙味があるとしています。ただし、景気後退懸念や原油価格の変動、地政学的リスクなど、外部要因による影響も考慮する必要があります。
Source: Seeking Alpha
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