
Lufax、不良資産再生へ
Seeking Alpha
公開日時: 2026/09/05 08:45
中国の金融サービス大手Lufax(LU)は、事業再生ではなく、不良資産の再生(ディストレストアセットワークアウト)に焦点を移しています。同社は、規制上の逆風やコンプライアンス問題により株価が圧迫されてきましたが、バランスシートの強さとリスク指標の改善が、投資機会の根拠となっています。
投資会社Mosiv Capitalは、Lufax株について、非対称的なイベントドリブン型の機会を提供していると分析しています。同社は、特別配当や、帳簿純資産(TBV)を大幅に割り引いた形での非公開化といった、資本還元の触媒を狙って、キャッシュ・カバード・プット(※)の売却戦略を活用しています。
(※キャッシュ・カバード・プット:オプション取引の一種で、プットオプションを売却する際に、権利行使された場合に株式を購入するために必要な現金をあらかじめ確保しておく戦略。損失を限定しつつ、オプション料収入を狙う。)
Mosiv Capitalは、3月15日にLufax株のカバーを開始し、当初からこの戦略を提唱してきました。同社は、Lufaxの株価は、事業の立て直しではなく、深いバリューと潜在的な資本還元の触媒によって、非対称的なイベントドリブン型の機会をもたらすと見ています。
Lufaxの株価は、中国当局による規制強化や、コンプライアンス上の課題に直面し、低迷してきました。しかし、Mosiv Capitalは、同社のバランスシートの健全性と、リスク管理指標の改善傾向が、投資テーゼ(投資判断の根拠)を支えていると指摘しています。
同社の戦略は、キャッシュ・カバード・プットを売却することで、下落リスクを限定しつつ、特別配当や、帳簿純資産(TBV)を大幅に割り引いた形での非公開化といった、資本還元の機会からのアップサイドを狙うものです。ただし、この戦略の成否は、筆頭株主であるPing An(ピンアン)が、いかに迅速に資本を解放する意欲があるかにかかっており、この触媒が不確実であることが、主要なリスク要因となっています。
Source: Seeking Alpha
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