
SpaceX、AI成長で株価47%上昇の可能性
Seeking Alpha
公開日時: 2026/09/04 13:55
宇宙開発企業SpaceX(SPCX)が、アナリストの強気評価を受けて注目を集めている。6月15日、米投資調査会社Passage Researchは、SpaceXに対し「Strong Buy(強い買い推奨)」のレーティングを付与し、目標株価を220ドルに設定した。これは、現在の株価水準から47%の上昇を見込むものだ。
SpaceXは、売上の55%を占めるコネクティビティ事業、33%のAI事業、そして12%の宇宙事業という3つのセグメントを展開しており、いずれも積極的な成長段階にある。特にAI事業は、同業のxAI買収後、長期的な成長の牽引役として期待されており、2030年末までに約3300億ドルの売上高に達すると予測されている。
現在の株価は、EV/EBITDA(事業価値倍率)で82.3倍と割高感があるものの、Passage ResearchはDCF(ディスカウント・キャッシュフロー)モデルに基づき、将来的な株価上昇の可能性を支持している。
同社は、2024年初頭に上場して以来、株価は7%下落しているが、Passage Researchは、SpaceXの技術力が他社に追随を許さないレベルにあると評価している。AI分野における同社の進歩は目覚ましく、特に大規模言語モデル(LLM)や生成AIといった最先端技術への投資が、将来の収益を大きく押し上げると見られている。
コネクティビティ事業では、衛星インターネットサービス「Starlink」の展開が順調に進んでおり、世界的なインターネット普及率の向上に貢献している。この事業は、特に新興国やインフラが未整備な地域での需要を取り込むことで、安定した収益基盤を築いている。
宇宙事業においては、ロケット打ち上げサービスや衛星コンステレーション構築など、多岐にわたる事業を展開しており、宇宙産業全体の成長を取り込むポテンシャルを秘めている。
一方で、Passage Researchは、SpaceXの事業運営におけるリスクについても言及している。巨額の設備投資が必要となる資本集約的なビジネスモデルであること、競合他社との激しい競争、そして将来的な追加株式発行(セカンダリー・オファリング)の可能性などが、株価の重しとなる可能性がある。
しかしながら、Passage Researchは、これらのリスクを考慮してもなお、SpaceXの持つ革新的な技術力と、AIおよびコネクティビティ市場における強力な成長見通しが、株価を押し上げる要因になると結論付けている。同社は、AI分野でのリーダーシップ確立と、Starlinkのグローバル展開の加速が、今後のSpaceXの株価を牽引すると予測している。
Source: Seeking Alpha
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