
フェログローブ、金属市況の不確実性に対応
Seeking Alpha
公開日時: 2026/09/03 20:25
英国に拠点を置く特殊金属メーカー、フェログローブ(GSM)は、地政学的リスクの高まりや西側諸国での戦略的素材への需要増、保護貿易措置などを背景に、構造的な上昇局面にあると見られています。米国の証券アナリスト、Wolf Report氏は同社株を「買い」とし、目標株価を5ドルに設定しました。
同氏は、フェログローブが西側諸国におけるシリコン(ケイ素)の戦略的ポジションを確立していること、そして堅固なバランスシートを有している点を評価しています。特に、地政学的な変化は、戦略的素材のサプライチェーンを国内回帰させようとする動きを加速させており、これが同社にとって追い風となっています。
フェログローブは、フェロシリコンやシリコンメタルといった金属を製造しています。これらは、鉄鋼業やアルミニウム産業、さらには太陽光発電や電気自動車(EV)に使われるシリコンウェハーの原料として不可欠な素材です。
同社は、景気循環の影響を受けやすい(ハイ・サイクリカル)事業特性と、電力コストの高騰という課題に直面しています。しかし、Wolf Report氏は、フェログローブの低い純負債(ネットデット)と規律ある資本配分戦略が、景気後退期においても同社に耐性をもたらすと指摘しています。
アナリストは、同社のEBITDA(利払い・税引き・償却前利益)が正常化すれば約2億ドルに達すると見ており、さらに戦略的・運営面の改善が進めば、目標株価を7〜8ドルに引き上げる可能性もあると分析しています。
Source: Seeking Alpha
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