
低ボラティリティETF、逆風続く
Seeking Alpha
公開日時: 2026/09/03 17:25
S&P500低ボラティリティETF(SPLV)は、現状「中立」のスタンスを維持しています。バリュエーション(企業価値評価)とテクニカル(市場分析)の両面から、今後の大きな上昇は期待しにくい状況です。
SPLVは、今年に入り5%の上昇にとどまり、S&P500指数の同17%の上昇に大きく水をあけられました。このパフォーマンスの差は、公益事業、不動産、金融といったセクターへの「オーバーウェイト(組入比率の高さ)」が響いています。
特に、金利上昇局面では、借入コストの上昇や債券利回りの上昇により、公益事業や不動産セクターは、相対的に魅力が低下する傾向があります。一方、金融セクターは、金利上昇の恩恵を受ける側面もありますが、SPLVのポートフォリオ全体としては、これらの逆風セクターの比率が高いことが、パフォーマンスの重しとなっています。
ファクトセットのデータによると、SPLVの予想PER(株価収益率)は19.5倍、EPS(1株当たり利益)成長率は7.6%となっており、PEGレシオ(PERをEPS成長率で割った値)は約3倍と、成長性を考慮すると割高感があります。
テクニカル面では、77ドル~78ドルにレジスタンスライン(上値抵抗線)、70ドル~71ドルにサポートライン(下値支持線)が意識されており、短期的な上値の重さが示唆されています。
これらの要因から、SPLVは当面、S&P500指数に対するアンダーパフォーム(相対的な低パフォーマンス)が続くと予想されます。
Source: Seeking Alpha
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