
ブロードコム、アナリストが目標株価引き上げ
Finbold
公開日時: 2026/09/03 14:25
半導体大手ブロードコム(AVGO)について、マッコーリー証券は9月2日、「ニュートラル」から「アウトパフォーム」にレーティングを引き上げ、目標株価を490ドルに設定しました。同証券は、インソーシング(内製化)リスクへの懸念後退と、半導体事業における力強い成長見通しを理由に挙げています。
ブロードコムの2026年度第3四半期(7-9月期)の売上高は前四半期比33%増の296億ドルとなり、マッコーリー証券の予想通りでした。ただし、粗利益率は2パーセントポイント低下しました。これは、利益率の低い半導体事業の売上高が、利益率の高いソフトウェア事業よりも速いペースで成長したためです。
四半期ベースでの低下にもかかわらず、ブロードコムは過去12ヶ月で76.28%という依然として高い粗利益率を維持しており、純利益はマッコーリー証券の予想を4%上回りました。
ブロードコムの最高財務責任者(CFO)であるエイミー・トゥエナー氏は、「ブロードコムは第3四半期に過去最高の売上高、営業利益、フリーキャッシュフローを達成しました。連結売上高が前年同期比86%増の296億ドルとなる中、非GAAP(一般会計原則)ベースの営業利益は同92%増となりました」と述べています。
さらに、マッコーリー証券は、Alphabet(GOOGL)による独自開発のAI向け半導体「TPU(Tensor Processing Unit)」の内製化や、MediaTekからの調達多様化といった懸念は、すでにブロードコムの株価に十分に織り込まれていると考えています。同証券は、ブロードコムの成長が6つのXPU(アクセラレータープロセッサ)顧客に均等に分散しつつあると見ており、経営陣は2028年度までに1社が同社にとって2番目に大きなXPU顧客になると予想しています。
同日、キーバンク証券もブロードコムに対し、「オーバーウェイト」のレーティングを再確認し、目標株価575ドルを維持しました。この再確認は、ブロードコムが堅調な第3四半期決算を発表し、人工知能(AI)関連の収益見通しを引き上げたことを受けています。
同社は現在、AI関連の収益が2027年度に約1150億ドル(従来の見通し1000億ドル超から上方修正)に達し、2028年度には約2300億ドルに倍増すると予想しています。アナリストのジョン・ビン氏は、AIへの期待の高まりと顧客基盤の拡大が同社のポジティブな見方を裏付けており、2028年度にはAnthropicとOpenAIが最大の顧客になると予想しています。
Source: Finbold
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