
IDACORP、割安圏への再突入を待つ
Seeking Alpha
公開日時: 2026/09/03 12:15
米国の電力需要が、データセンターの拡大や産業用途の増加により、かつてないほど高まっています。この追い風を受けているのが、太平洋岸北西部を拠点とする電力会社IDACORP(IDA)です。
同社は、大規模契約顧客の増加、顧客基盤の拡大、そして数ギガワット規模の発電プロジェクトパイプラインを背景に、希薄化後EPS(一株当たり利益)の力強い成長が見込まれています。しかし、年初からの株価パフォーマンスはS&P500指数に遅れをとっており、アナリストは現在の株価が「割高圏」にあると指摘しています。
IDACORPの強み
IDACORPは、規制当局の監督下にある公益事業会社であり、安定した収益基盤を持つことが特徴です。特に、電力消費量の多い産業顧客の需要増加は、同社にとって大きな追い風となっています。データセンターの建設ラッシュも、電力需要を押し上げる要因の一つです。
同社の発電プロジェクトパイプラインは、将来の電力供給能力を確保する上で重要な役割を果たします。これにより、需要の増加に対応し、さらなる収益拡大を目指すことが可能です。
また、IDACORPの利払い・税引き前利益(EBIT)に対する金利支払額の比率(インタレスト・カバレッジ・レシオ)は、規制下の公益事業会社としては堅実な水準を維持しており、財務の健全性も評価されています。
割高感と今後の見通し
一方で、現在のマクロ経済環境を考慮すると、IDACORPの株式は依然として「割高」と見なされています。アナリストは、2027年9月末までの株価の上昇余地は限定的であり、2031年までの年間総リターンは、およそ9%程度にとどまると予測しています。
これは、同社の成長ポテンシャルは高いものの、現在の株価にその成長が既に織り込まれている、あるいは過大評価されている可能性を示唆しています。投資家にとっては、株価が「買いゾーン」と呼ばれる割安な水準まで下落するのを待つ戦略が有効かもしれません。
まとめ
IDACORPは、電力需要の構造的な増加という追い風を受け、堅調な成長が見込まれる企業です。しかし、現在の株価水準はアナリストにとって魅力的ではなく、さらなる株価上昇には慎重な見方が示されています。割安なエントリーポイントを待つことで、より有利な投資機会が得られる可能性があります。
Source: Seeking Alpha
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