
3M、事業再建と株主還元で魅力増
Seeking Alpha
公開日時: 2026/09/03 07:35
多国籍化学メーカーの3M(MMM)が、事業再建と生産性向上への取り組みを通じて、魅力的な回復軌道に乗っていると評価されています。同社は、過去の訴訟問題や経営陣の関心分散による非効率な事業運営から脱却し、全体的な業績改善を目指しています。
バリュエーター・キャピタル・リサーチのアナリストは、3Mの事業運営の改善と、同業他社と比較して割安な株価水準を理由に、同社株を「買い」と評価しています。特に、同社が進める「コマーシャル・エクセレンス(商業的卓越性)」戦略が、オーガニック売上高(M&Aや為替変動の影響を除いた実質的な売上高)の成長を牽引しています。この戦略は、顧客との関係強化、クロスセル(顧客が既に購入した商品に関連する商品を販売すること)の促進、顧客維持率の向上に貢献しており、2026年第2四半期(4-6月期)のオーガニック売上高は前年同期比5.4%増を記録しました。
さらに、2027年までに10億ドル(約1500億円)のコスト削減を目指す生産性向上プログラムも、利益率の改善に寄与しています。2026年第2四半期の調整後営業利益率(Adjusted Operating Margin)は24.9%に達し、2027年の目標水準に迫っています。
長年、同社を悩ませてきた訴訟問題に関する不確実性が軽減されたことも、投資家にとってプラス材料です。また、配当利回りは1.8%と、株主還元にも積極的な姿勢を示しています。
これらの要因を踏まえ、アナリストは3Mのリスク・リワード(リスクとリターンのバランス)は良好であり、今後数年間で年率二桁のリターンをもたらす可能性があると見ています。
Source: Seeking Alpha
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