
ボラティリティ低下、1年ぶり低水準に
Seeking Alpha
公開日時: 2026/09/01 20:05
先週、株式市場のボラティリティ(変動性)が1年近くぶりの低水準に低下しました。これは、大手テクノロジー企業の好決算と、パウエルFRB議長がジャクソンホール会議で行った発言が背景にあると考えられています。
Cboe Global Marketsによると、米国(SPX、RTY)、欧州(SX5E、DAX)、新興国市場の株価指数全体で、インプライド・ボラティリティ(市場参加者が将来の価格変動をどの程度予想しているかを示す指標)が低下しました。特に、ラッセル2000指数(RTY)の1ヶ月物インプライド・ボラティリティは、過去1年間の水準と比較して3パーセンタイル目に位置し、最も割安な水準となっています。
オプション市場のポジションも、引き続き強気な状況を示しています。コールオプション(買う権利)の買いが活発である一方、ヘッジ(リスク回避)目的の売りは限定的です。
このボラティリティ低下は、投資家が市場の安定性をより強く意識していることを示唆しています。大手ハイテク企業の堅調な業績は、景気後退への懸念を和らげ、市場心理を改善させました。また、ジャクソンホール会議でのパウエル議長の発言は、インフレ抑制に向けたFRBの断固たる姿勢を示しつつも、急激な利上げへの過度な警戒感を抑制したと受け止められています。
インプライド・ボラティリティの低下は、一般的に市場の安定性や投資家の安心感の高まりを示唆しますが、一方で、市場の潜在的なリスクを見過ごす可能性も指摘されます。今後の金融政策の動向や、企業業績のさらなる変化に注目が集まります。
Source: Seeking Alpha
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