
米電力大手、データセンター需要で急成長の可能性
Seeking Alpha
公開日時: 2026/09/01 09:25
米国の電力大手ブラック・ヒルズ(BKH)が、データセンター需要の急増に対応するため、大規模な事業拡大に乗り出す可能性があります。同社は、すでに計画に組み込まれているマイクロソフトとメタからの600メガワット(MW)の電力需要に加え、さらに2.5ギガワット(GW)以上の潜在的なパイプラインを抱えています。
特に注目されるのは、ワイオミング州における同社の電力供給能力です。現在、同州のピーク電力供給能力は約439MWですが、将来的に3GWを超える需要に対応できる見込みです。このうち、600MWはすでに財務計画に組み込まれており、2028年以降、連結純利益(EPS)の10%以上を押し上げる要因になると見られています。この初期段階の需要増に対しては、最小限の設備投資で対応できると予想されています。
残りの2.5GW超の潜在的なパイプラインには、1.8GWの超大規模プロジェクトも含まれており、将来的な成長の大きなオプションとなっています。ただし、これらの需要はまだ収益予測には含まれていません。
ブラック・ヒルズは、米国8州で電力およびガス事業を展開する安定したユーティリティ企業です。現在の株価は72.80ドルで、2026年のEPS見通しに対する株価収益率(PER)は16.7倍、配当利回りは3.9%となっています。安定したユーティリティ事業の成長と、慎重な資本配分が、同社の企業価値を支えています。
データセンター業界では、AI(人工知能)の普及やクラウドコンピューティングの拡大に伴い、電力需要が急速に増加しています。ブラック・ヒルズは、この巨大な需要を取り込むことで、従来の電力事業に加え、新たな成長エンジンを獲得する可能性があります。
Source: Seeking Alpha
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