
ブロードコム決算、NVIDIAの好調受け注目度増す
MarketBeat
公開日時: 2026/08/31 13:55
Sentiment Analysis
半導体大手ブロードコム(AVGO)が9月2日に発表する決算に市場の注目が集まっています。NVIDIA(NVDA)が直近の決算でAI(人工知能)半導体事業の急成長を示したことを受け、ブロードコムも同様の勢いを維持できるかが焦点となります。
特に、2027会計年度(FY2027)のAI半導体売上高見通しを1000億ドル超に引き上げるかどうかが、株価の反応を大きく左右するとみられています。一部アナリストは、この見通しの上方修正が妥当だと指摘しています。
また、顧客であるAlphabet(GOOGL)がカスタムチップ事業においてメディアテック(MTK)やマーベル・テクノロジー(MRVL)への依存度を高めているとの懸念が浮上しており、ブロードコム経営陣がこれにどう対応するかも注目点です。
NVIDIAは直近の決算発表で市場予想を大幅に上回り、株価は一時8.7%上昇しました。これは同社にとって1年超ぶりの大幅な上昇率です。
この流れを受け、AI半導体分野でNVIDIAに次ぐ大手であるブロードコムの決算に、市場の関心が移っています。ブロードコムの株価もNVIDIAの決算発表後、約4.5%上昇しており、これはNVIDIAの決算が示した力強いAI需要がブロードコムにも波及するとの期待感の表れと考えられます。しかし、これがブロードコムの決算でもNVIDIAと同様の好反応につながることを保証するものではありません。
以下は、決算発表後のブロードコム株の動向を左右する可能性のある要因です。
業績・ガイダンスの達成と上振れ
売上高、1株当たり利益(EPS)、次四半期のガイダンス(会社側による業績見通し)で市場予想を上回ることが、市場を納得させる鍵となります。現在、ブロードコムの2026会計年度第3四半期(FY2026 Q3)の売上高予想は294億3000万ドルで、前年同期比84%超の成長を示唆しています。これは前期の同48%成長から大幅な加速となります。EPS予想は3.22ドルで、前年同期比約91%の成長となり、前期の同54%成長からこちらも加速しています。2026会計年度第4四半期(FY2026 Q4)の売上高予想は350億ドル弱で、前年同期比94%の成長が見込まれています。ブロードコムは具体的なEPSガイダンスを提供していませんが、調整後EBITDA(利払い・税引き・減価償却前利益)マージンは68%と見込んでいます。市場は、ブロードコムがこれらの数値を少なくとも達成し、大幅な上振れなしでは満足しないでしょう。
AI半導体売上高への期待
これらの主要指標の中でも、最も重要なのはAI半導体売上高に関する会社側の見通しです。ブロードコムはAIチップ売上高として160億ドル、前年同期比200%の成長を見込んでいます。しかし、実際の市場の期待はこれよりもかなり高い可能性があります。
FY2027 AI半導体売上高見通しの引き上げ
ヘッドラインとなる業績数字や個別指標での期待超えに加え、市場の反応を決定づけるもう一つの重要な要素があります。投資家心理をポジティブに左右する可能性のある要因として、ブロードコムがFY2027のAI半導体売上高見通しを引き上げることが最上位に挙げられます。同社は現在、FY2027のAI半導体売上高として1000億ドル超を見込んでいますが、これは直近の決算発表時には引き上げを見送りました。この見送りが、前回の決算発表後の2日間でブロードコム株が約20%下落した主な要因の一つとなりました。もっとも、この下落は株価が史上最高値近辺で取引されていたタイミングでの出来事でした。
Source: MarketBeat
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