
米国、イランへの再攻撃で利上げ観測高まる
Seeking Alpha
公開日時: 2026/08/31 13:05
米国は日曜日にイランのロケット発射台を攻撃しました。これは1ヶ月以上ぶりの攻撃で、イランはヨルダンの米軍基地2カ所に対し報復しました。しかし、市場関係者の間では、この地政学的な緊張よりも、前週金曜日のジャクソンホール会議でのケビン・ウォーシュ元FRB理事の発言が、9月の利上げ観測を従来の36%から60%超に引き上げ、市場のイラン情勢の読み方に変化をもたらしたとの見方が優勢です。
ウォーシュ氏が注視しているインフレ指標において、原油価格(ブレント原油は約90ドル)の上昇は headline inflation(ヘッドラインインフレ:総合インフレ率)を押し上げる要因となります。しかし、ガソリン価格への転嫁が、9月11日に発表される連邦準備制度理事会(FRB)が注視する消費者物価指数(CPI)に影響を与えるのは限定的だと考えられています。
このような状況を踏まえ、市場では9月の利上げが「ベースケース(最も可能性の高いシナリオ)」になるとの見方が強まっています。アナリストは、この利上げが実施された場合、S&P500種株価指数(S&P 500)のバリュエーション(株価評価)が約5%低下する可能性があると試算しています。さらに、利上げが複数回にわたる場合は、最大12.5%のバリュエーション低下もあり得ると指摘しています。
一方で、米国株式に対する「買い」のスタンスは維持されています。その根拠として、エネルギー供給のショック(供給不足)が発生している状況下での金融引き締めは、市場に原油供給を増やすものではなく、インフレを抑制する効果は限定的であるとの見方が示されています。
Source: Seeking Alpha
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