
デル、決算控え強気維持
Finbold
公開日時: 2026/08/30 10:45
デル・テクノロジーズ(DELL)は9月1日、2027会計年度第2四半期決算の発表を控えている。アナリストは、最近500ドル超から値を下げたものの、依然として強気な見通しを維持している。
アナリスト予想では、1株当たり利益(EPS)は4.88ドルから4.95ドルと、前年同期の2.32ドルから約110%~113%増加すると見込まれている。売上高は442億ドルから453億ドルと予測され、前年比約50%~52%の成長となる見通しだ。これらの予想は、同社経営陣が以前示した売上高440億ドル~450億ドル、非GAAPベースEPS約4.80ドルというガイダンス(業績見通し)とおおむね一致している。
この楽観的な見方は、第1四半期の好調な業績を受けている。デルは第1四半期に売上高438億4000万ドル(前年同期比88%増)、非GAAPベースEPS4.86ドルを報告した。特に、AIサーバーの売上高は161億ドルに達し、AI関連の受注額は244億ドル、バックログ(未消化の受注残)は過去最高の513億ドルに積み上がった。
この結果を受け、デルは2027会計年度通期の売上高を1650億ドル~1690億ドル、AI最適化サーバーの売上高を約600億ドルに引き上げる見通しを示していた。
株価動向とアナリスト目標株価
執筆時点(原文掲載時点)で、デル株は約456ドルで取引されており、500ドル超の高値から値を下げている。過去3ヶ月間に13人のウォール街アナリストが示した予測によると、今後12ヶ月の平均目標株価は529.18ドルとなっており、現在の水準から約15.99%の上昇余地があることを示唆している。TipRanksが追跡するアナリストのうち、10人がデル株を「買い」、3人が「ホールド(中立)」と評価しており、「売り」を推奨するアナリストはいない。最高目標株価は700ドル、最低目標株価は434ドルとなっている。
投資家の楽観論は、サーバー、ストレージ、ネットワーク機器を含むインフラストラクチャ・ソリューションズ・グループ(ISG)に集中している。
決算発表が株価に与える影響
今回の決算発表は、株価にとって重要な触媒となる。好調な決算とガイダンスのさらなる上方修正は、強気な見通しを補強し、アナリストの目標株価に向けたさらなる上昇を支える可能性がある。
AIサーバー販売に加え、デルは、企業がオンプレミス、クラウド、ハイブリッド環境全体でAIワークロードを展開するのを支援する「Dell AI Factory」プラットフォームの採用拡大からも恩恵を受けている。同社はまた、NVIDIAとのパートナーシップや大規模なエンタープライズAIプロジェクトを通じてAIインフラストラクチャ製品を拡充し、急成長するAIインフラ市場での地位を強化している。
しかし、デル株の急騰は期待値を高めており、失望の余地はほとんど残されていない。経営陣は以前、需要よりも供給制約がより大きな課題であると示唆しており、AIハードウェアの貢献増は利益率を圧迫する可能性がある。AI支出の鈍化や予想を下回るガイダンスは、2026会計年度(原文ママ、2027会計年度の誤記の可能性あり)の好調な株価推移の後、株価の重しとなる可能性がある。
Source: Finbold
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