
センターラ・ゴールド、増産計画を発表
MarketBeat
公開日時: 2026/08/30 04:45
Sentiment Analysis
カナダの鉱業会社センターラ・ゴールド(CGAU)は、既存鉱山の拡張とモリブデン事業の再開を中心とした、自己資金による成長戦略を発表しました。同社は、潤沢な手元資金と借入金ゼロの財務基盤を背景に、株式買い戻しや開発パイプラインへの投資を、増資や借入に頼らずに進める方針です。
センターラ・ゴールドは、カナダ、米国、トルコで金、銅、モリブデンを生産しています。現在稼働中の主要資産は、カナダ・ブリティッシュコロンビア州のマウント・ミリガン金銅鉱山と、トルコのオクスット金鉱山です。
同社は、2024年6月末時点で4億5100万カナダドルの現金を保有し、コミットメントラインを含めると10億カナダドル以上の流動性を確保しています。さらに、有利子負債はゼロです。この財務的強みを活かし、年間2億カナダドル規模の自社株買いを実施する計画です。また、事業活動で生み出すキャッシュフローを開発プロジェクトに充当し、株式価値の希薄化や厳しい財務制限を伴う資金調達は避けるとしています。
既存鉱山の生産性向上も成長を支えます。マウント・ミリガン鉱山では、鉱山寿命を2045年まで延長する計画が発表されており、同計画発表以降、すでに2億4500万カナダドル以上のフリーキャッシュフローを生み出しています。一方、オクスット鉱山は、当初予定の2029年以降も1~2年の操業延長の可能性が検討されています。
新規開発プロジェクトは、資本支出のタイミングを考慮して段階的に進められます。米アイダホ州にあるトンプソン・クリークモリブデン鉱山の再稼働は2027年半ばの生産開始を目指しており、米ネバダ州のゴールドフィールド金鉱山は2028年後半、カナダ・ブリティッシュコロンビア州のケメス銅金鉱山は、さらなる調査と建設決定を経て2031年後半の生産開始が目標とされています。
各鉱山の生産見通しとして、マウント・ミリガン鉱山は年間14万~15万5000オンスの金と5000万~6000万ポンドの銅、オクスット鉱山は年間12万~13万5000オンスの金の生産を見込んでいます。
センターラ・ゴールドは、株価が競合他社と比較して割安であるとの見解も示しました。同社の株価純資産倍率(PBR)は約0.5倍であるのに対し、競合他社の平均は約0.7倍となっています。同社の資源量は金換算で2140万オンスに達し、そのうち98%はカナダと米国に偏在しています。
マウント・ミリガン鉱山に関しては、2025年9月に発表された予備的フィージビリティスタディ(PFS)で、第2の尾鉱ダム建設と鉱山寿命の10年延長(2045年まで)が盛り込まれました。また、2028年には処理能力の約10%増強、回収率の約1%改善も見込まれています。同鉱山は、PFS発表以降、フリーキャッシュフローを大きく伸ばしています。過去の課題であった鉱山の複雑な地質については、品位管理掘削により6~18ヶ月先の見通しが得られるようになり、在庫の最適化や鉱石のブレンド改善に繋がっています。また、ブリティッシュコロンビア州北部の干ばつによる水不足問題は、新たな水源の確保により緩和されています。
オクスット鉱山は、現在2029年までの操業が見込まれていますが、露天掘り最下部の低品位酸化鉱石を利用することで、操業期間を1~2年延長する可能性が調査されています。
Source: MarketBeat
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