
AZZ、需要増で通期見通しを上方修正
MarketBeat
公開日時: 2026/08/28 23:55
Sentiment Analysis
インフラ投資やデータセンター需要を追い風に、AZZ(AZZ)は2025会計年度(2025年2月期)通期の業績見通しを上方修正しました。売上高は18億ドル~18億5000万ドル、調整後EBITDA(利払い・税引き・減価償与前利益)は3億7500万ドル~4億1500万ドル、調整後1株当たり利益(EPS)は6.75ドル~7.15ドルを目指します。
同社は、電力網の近代化、電力インフラ、データセンター、国内生産回帰(リショアリング)、アルミニウム飲料缶といった分野からの需要増加を成長の原動力としています。特に金属コーティング事業は前年同期比14%の成長を記録しました。
AZZは、ミズーリ州に1億2500万ドルを投じて建設中のコイルコーティング工場や、亜鉛めっき事業の拡張など、設備投資にも積極的に取り組んでいます。これにより、純有利子負債(ネット・レバレッジ)をEBITDAの1.4倍まで圧縮することに成功しました。
AZZは、北米最大の溶融亜鉛めっきおよびコイルコーティングサービス提供企業です。北米全土に61ヶ所の拠点を持ち、うち47ヶ所が金属コーティング事業、14ヶ所がプレコートメタル事業の拠点となっています。プレコートメタル事業では16本のコイルコーティングラインを稼働させています。
同社のビジネスモデルは、顧客が所有する鋼材やアルミニウムを加工する「受託加工(トールコーター)」です。これにより、AZZは鋼材やアルミニウム価格の直接的な影響を受けにくく、亜鉛、塗料、天然ガス、人件費、輸送費などが主なコスト要因となっています。
2024年2月期通期の業績は、売上高16億5000万ドル、調整後EBITDA 3億6800万ドル、調整後希薄化後EPS 6.19ドルでした。連結調整後EBITDAマージンは22%を記録しました。
セグメント別では、金属コーティング事業が売上高7億5800万ドル、調整後EBITDA 2億3800万ドル(マージン31%)を達成しました。同事業は、電力インフラ、送配電プロジェクト、公益事業、データセンター関連の需要増により、前年同期比14%の成長を遂げました。
プレコートメタル事業は売上高8億9100万ドル、調整後EBITDAマージン約20%でした。同事業は、金属屋根材やドア、ガレージドアといった住宅市場への依存度が高かった前期は若干の減収となりましたが、今会計年度の第1四半期には前年同期比での成長に回帰しました。
AZZは、今回の見通し引き上げに先立ち、年内にも複数回ガイダンスを上方修正しています。今回の最新見通しでは、売上高を従来の17億2500万ドル~17億7500万ドルから18億ドル~18億5000万ドルへ、調整後EBITDAを3億6000万ドル~4億ドルから3億7500万ドル~4億1500万ドルへ、調整後希薄化後EPSを6.50ドル~7.00ドルから6.75ドル~7.15ドルへと引き上げました。
また、利息費用は約3500万ドル~4500万ドルを見込み、さらに1億3000万ドル~1億7000万ドルの負債削減を計画しています。これらの見通しには、最近完了したM&A(合併・買収)や、合弁事業「Avail」からの追加収入の影響は含まれていません。
AZZは、2022会計年度にはEBITDAの3.6倍だったネット・レバレッジを、プレコートメタル買収後、1.4倍まで低減させました。前期には3億8500万ドルの負債を返済し、利息費用も買収時の1億ドル超から約3500万ドル~4500万ドルへと大幅に削減しました。年間設備投資額は8000万ドル~1億ドルを見込んでおり、その約80%が設計段階にあるとのことです。
Source: MarketBeat
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