
PayPal株が14%急落、買収提案撤回の影響か
Finbold
公開日時: 2026/08/28 09:55
米決済大手PayPal(PYPL)の株価が、8月28日の取引時間外に急落しました。前日終値は61.47ドルでしたが、その後14.67%下落し52.45ドルとなりました。これにより、時価総額は約525億8000万ドルから約448億7000万ドルへと大幅に減少しました。
この株価急落の主な原因は、決済サービスStripeと投資会社Advent InternationalによるPayPalの買収提案が撤回されたとの報道によるものです。報道によると、両社は1株60.50ドルでの買収を提案していましたが、これを撤回しました。
この買収提案は、PayPal株が夏にかけて上昇する主要因となっていました。6月中旬の安値から約50%上昇しており、今回の買収提案撤回は、この上昇分の多くを帳消しにする可能性があります。実際、7月中旬に買収提案が明らかになって以降、PayPal株は年初の約20%下落分を回復していました。
今回の株価下落は、PayPal自身の業績や立て直し計画よりも、買収提案の有無が株価に与える影響の大きさを浮き彫りにしました。PayPalは第2四半期に堅調な決算を発表し、事業立て直し計画も進めていましたが、投資家の関心は買収提案に集中していたようです。
PayPalは決済業界のパイオニアであり、特に新型コロナウイルスのパンデミック時には株価が308ドルを超える高値を記録しました。しかし、近年は競合他社の台頭により、事業が徐々に侵食されています。また、手数料の高さが顧客離れを招き、競合他社にとって有利な状況を生み出しているとの指摘もあります。
一方で、今回の株価急落と第2四半期決算の内容からは、PayPalが再び魅力的な投資対象となる可能性も示唆されています。同社は依然として業界の主要プレイヤーであり、復活を遂げる可能性も秘めています。ただし、株価の再評価が完了するまでは、慎重な姿勢を保つことが賢明かもしれません。
Source: Finbold
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