
FRB高官、利上げ「行動する時」と訴え
CNBC
公開日時: 2026/08/27 15:05
クリーブランド連邦準備銀行(FRB)のベス・ハメック総裁は、インフレ抑制のためには利上げに踏み切る「行動する時」だと訴えた。最新のインフレ指標は鈍化の兆しを見せているものの、ハメック総裁はインフレが家計を圧迫している現状に懸念を示している。
ハメック総裁は、7月の連邦公開市場委員会(FOMC)で、政策金利を据え置く決定に反対し、利上げを支持した3名のメンバーの一人だった。
「現時点で何かを断定したくはないが、行動する時だと信じている」と、ハメック総裁はワイオミング州ジャクソンホールで開催されたFRB年次シンポジウムでのCNBCのインタビューで述べた。「5年以上インフレ状況が続いており、我々の目標を大きく上回っている。金融環境や市場参加者との対話を見る限り、政策に制約があるとは見ていない」
同総裁の発言は、最近の他の発言とも一致している。今年、FOMCの投票権を持つメンバーであるハメック総裁は、政策金利を3.5%~3.75%のレンジで据え置く決定に対し、0.25%ポイントの利上げを支持した。
ハメック総裁は、家計を圧迫するインフレに対して、FRBは依然として行動を起こす必要があると考えている。「インフレ目標をこれほど長く外れ続けると、それを引き下げるのがより困難になり、個人や企業が経験する痛みが大きくなるだろう」と述べた。「インフレ的な考え方が国民の間に定着するリスクこそが、我々がインフレ目標をこれほど長く達成できていない真の問題だと考えている」
今年のインフレ上昇の多くは、イラン戦争、関税、人工知能(AI)関連の需要などが要因とされている。政策担当者は一般的に供給ショックや一時的と見なされる要因は考慮しないが、一部のFRB当局者は、これらの影響が経済に定着する可能性を懸念している。
ハメック総裁は最近、ペンシルベニア州エリーで労働者と会談した際、「皆、絶望感を感じていると言っていた。毎日仕事に来て、良い仕事をしているにもかかわらず、生活費を賄えないと感じている。子供たちと週末にアイスクリームを食べに行く余裕もない」と語ったという。
市場の織り込みでは、FRBは9月と10月のFOMC会合では利上げを見送り、12月まで次の利上げはないと見られている。
Source: CNBC
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