
SpaceX株、AI分野の拡大で目標株価240ドルに引き上げ
Finbold
公開日時: 2026/08/27 14:45
米投資銀行のJPMorganは8月25日、宇宙開発企業SpaceX(SPCX)の株価目標を従来の240ドルで据え置くとともに、「オーバーウェイト」の投資評価を再確認しました。同社は人工知能(AI)分野への野心を拡大しており、特に8月14日のAI関連企業Cursor買収が評価を引き上げた要因となっています。
今回の目標株価240ドルは、現在の株価から約70%の上昇を見込むもので、実現すればSpaceXのIPO(新規株式公開)以来の最高値を更新することになります。SpaceXの株価は直近1週間で4%上昇し、139ドルに達しています。
Cursorは2026年6月時点で年間経常収益(ARR)約40億ドルを記録しており、そのうち75%は法人顧客からの収益でした。JPMorganは、この買収がSpaceXのエンタープライズAI(法人向けAI)能力を拡大する上で重要な一歩になると見ています。同社によると、この買収によりモデルトレーニングに価値あるデータが提供されるだけでなく、SpaceXの市場投入戦略も強化されるとのことです。
さらに、JPMorganはCursorのデータが既に同社のAIチャットボット「Grok」の追加トレーニングに組み込まれており、統合後のモデルパフォーマンスに改善が見られると指摘しています。アナリストのDoug Anmuth氏は、SpaceXが垂直統合度とAI分野における急速なイノベーションから引き続き恩恵を受けていると以前から評価していました。
Anmuth氏は、SpaceXが年間経常収益で1000億ドルに達する可能性があり、これは同社が2027年までに750億ドルと予測しているコンセンサス予想を大きく上回るとの見解を示しています。また、JPMorganはSpaceXが2030年までに1兆ドルの収益を達成すると予想しており、これは当初の予測よりも1年早いペースとなります。
Anmuth氏はさらに、コンピューティング能力の拡大に支えられ、SpaceXがAI分野での収益目標1000億ドルを2028年から2027年に前倒しする可能性があると考えています。
Source: Finbold
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