
AIの脅威でサイバー株急騰、OKTAとCRWDが大幅高
CNBC
公開日時: 2026/08/27 14:35
生成AI(人工知能)の普及に伴うサイバー攻撃の高度化が、サイバーセキュリティ関連企業の業績を押し上げています。Okta(OKTA)とCrowdStrike(CRWD)は、市場予想を上回る決算を発表し、株価がそれぞれ20%、15%急騰しました。両社とも、AIの進化がサイバーセキュリティへの支出を増加させていると指摘しています。
CrowdStrikeのジョージ・カーツ最高経営責任者(CEO)は、「我々は軍拡競争の真っただ中にいる。AIはサイバー攻撃を増加させ、サイバーセキュリティへの支出を増加させている」と述べました。同社の柔軟な「Falconプラットフォーム」は、顧客がセキュリティツールを切り替えられる仕組みを提供しており、前年同期比で倍増したとのことです。
Anthropicの「Mythos」やOpenAIの「Hugging Face」ハッキングといった高度なAIモデルの登場や、AIエージェントによるサイバー攻撃の増加は、企業に対しセキュリティ対策の強化を迫っています。特に、爆発的に増加するAIエージェントの管理と保護に役立つアイデンティティセキュリティ(本人認証・アクセス管理)ツールが注目されています。
こうした背景から、サイバーセキュリティ関連株は年初来高値を更新しており、CrowdStrikeとOktaはいずれも80%以上上昇していました。今回の決算は、サイバーセキュリティセクターの決算発表シーズンの幕開けとなり、来週にはPalo Alto Networks(PANW)やZscaler(ZS)なども決算を発表する予定です。
Oktaのトッド・マッキノンCEOは、同社の新製品が総予約量の約3分の1を占めたと強調しました。「AIツールの導入はまだ初期段階だが、勢いは増しており、第2四半期には数十件のAI関連案件を獲得した」と述べています。バンク・オブ・アメリカのアナリストは、OktaのAI分野での成長と顧客の初期的な取り込みを評価し、投資判断を「アンダーパフォーム」から「ニュートラル」に引き上げましたが、今後の上昇余地には限定的との見方も示しています。
ドイツ銀行のアナリストは、AI時代におけるサイバーセキュリティセクターの成長に楽観的な見方を示しつつも、今後の決算で短期的な需要動向をさらに確認したいとしています。
Source: CNBC
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